原発事故に若き消防士が立ち向かう ロシア国家全面協力『チェルノブイリ1986』予告
映画
ロシア 国家が全面協力し、本国初登場1位を記録した映画『チェルノブイリ1986』より、予告編が解禁。全世界を未曾有の危機から救うため命を懸けた、若き消防士の姿が映し出されている。
【動画】「その日、世界が変わった」――実話に基づいて映像化『チェルノブイリ1986』本予告
1986年4月26日、ウクライナ・ソビエト連邦プリピャチのチェルノブイリ原子力発電所で起きた爆発事故。この未曾有の大惨事は、のちに超大国のソ連が崩壊した一因になったとも言われ、数多くのドキュメンタリーが作られた。
本作は、ロシア映画界が政府や国営原子力企業の協力を得て、他とは全く違った視点で描いた作品。事故発生当時、現地で撮影した経験を持つプロデューサーが、爆発直後に現場に急行した消防士たちの苦闘や避難民たちの混乱ぶりなど、一般市民の視点からリアルに映し出したこのヒューマン・スペクタクル巨編は、本国ロシアで初登場ナンバー1を記録している。
予告編は、1986年4月26日午前1時23分にチェルノブイリ原子力発電所が事故を起こした瞬間からはじまる。かつてこの町は原発の恩恵を受け人々は豊かに暮らしていた。若き消防士のアレクセイは、元恋人のオリガと10年ぶりに再会し「家族になろう」と誓う。しかし、原子炉が爆発したという知らせを受け、事故現場に駆けつけるが、そこは地獄のような惨劇だった。
事故対策本部の会議に出席したアレクセイは、「このままだと水蒸気爆発が起きて、放射能物質が噴き出す。そうなればこの国はおろか、ヨーロッパが終わる」という危機的状況を教えられる。一方その時オリガは、何が起きているか知されぬまま被爆してしまった息子を抱えバスに乗っていた。
やっとアレクセイと会うことができたが、不安な気持ちが爆発し激しく責めてしまうオリガを優しく抱きしめるアレクセイ。再び「帰ってきたら海の見える家で暮らそう」と約束すると、アレクセイは2次爆発を阻止するため発電所に向かってしまう…。
人類史上最悪の原初事故により、人生が激変した消防士の壮絶な運命を感じさせる衝撃的かつスリリングな予告編となっている。
映画『チェルノブイリ1986』は、5月6日より全国公開。
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