ビル・マーレイの不適切な行為にクレーム 出演映画が調査のため撮影中断へ
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映画『Being Mortal(原題)』の撮影現場で、ビル・マーレイの不適切な行いがあったとするクレームが報告され、調査のために撮影が中断していることが明らかになった。
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Varietyによると、現地時間4月20日、製作のサーチライト・ピクチャーズが、キャストとスタッフに対して状況を説明する文書を発送し、「先週終わりに報告を受け、すぐに調査を開始しました」と報告したそう。
続けて、「みなさんがこのプロジェクトに全力を捧げてくださっていることに非常に感謝しています。我々は撮影再開を望んでおり、(監督の)アジズ(・アンサリ)とプロデューサーのユーリー・ヘンレイとともに、調査を行っているところです。製作会社としましては、今後もみなさんと情報をシェアし、詳しい状況が分かり次第ご報告します」と書かれていたそうだ。
本作は、テレビドラマ『マスター・オブ・ゼロ』で2度のエミーに輝くアジズ・アンサリの長編映画監督デビュー作。終末期ケアをテーマにしたアトゥール・ガワンデのノンフィクションを原作に、アジズが脚本・監督・製作を手掛け、出演もする。アジズのほか、セス・ローゲン、ビル・マーレイらが共演。3人がどういった役柄を演じるかは不明だ。
サーチライト・ピクチャーズは捜査状況について明かしておらず、ビルが今後も続投するかどうかは分かっていない。2023年の劇場公開を目指し、撮影は3月末より始まっており、中断前の段階で、半分近くの撮影が終わっているという。
ビルに対するクレームの内容は明らかになっていないものの、彼の不適切な行いが露見したのはこれが初めてではない。2000年に公開された映画『チャーリーズ・エンジェル』の撮影中にも、ルーシー・リューに対して暴言を吐いたことが、昨年ルーシーの口から語られたばかりだった。