不適切行為で撮影中断のビル・マーレイが初めてコメント「自分では面白いと思って」
映画『Being Mortal(原題)』の撮影現場で、ビル・マーレイによる不適切な行いがあったとクレームが報告され、調査のために撮影が中断している問題。渦中のビルが初めてコメントした。
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この問題は、映画『Being Mortal』の撮影現場で、ビル・マーレイによる不適切な行為があったと報告があり、製作のサーチライト・ピクチャーズが調査のために撮影を中断しているもの。
Page Sixによると、現地時間の4月30日に、ビルがCNBCの番組でレベッカ・クイックと対談し、初めてこの問題に触れたそう。
ビルは、インタビューの中で、同僚の女性と意見の違いがあったとし、その女性がどういった人物なのかは明かされなかったものの、「自分では面白いと思ってしたことだったけど、彼女はそうは捉えなかった」と説明した。
「この1~2週間、この件ばかり考えている…世界は僕が子供のころとは様変わりした。そのことを理解するのは、僕にとって重要な問題だった」「僕がこれまで子どもの視線で楽しいと思ってきたことは、今では同じように面白いと受け取られない。物事は変わり、時代は変化する。だから、それを理解することが重要だ」と胸の内を明かした。
また、この件はビルには勉強になったと話し、「学べないのはダメなヤツだと思う。そんなヤツにはなりたくないし、なるつもりもない」と断言したという。
現在は、その女性と和解に向けて話し合っており、目指すところは、お互い仕事に戻り、信頼を取り戻し、お互いのスキルを発揮することだと話している。
ビルはこれまでも不適切な行いが露見しており、2000年に公開された映画『チャーリーズ・エンジェル』の撮影中にも、ルーシー・リューに対して暴言を吐いたことが、昨年ルーシーの口から語られたばかりだった。
『Being Mortal』は、テレビドラマ『マスター・オブ・ゼロ』のアジズ・アンサリの長編映画監督デビュー作。終末期ケアをテーマにしたアトゥール・ガワンデのノンフィクションを原作に、アジズが脚本・監督・製作を手掛け、出演もする。アジズのほか、セス・ローゲンらが共演する。