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横浜流星がダークサイドに堕ちた青年に 藤井道人監督と5度目タッグで新境地

映画

 俳優の横浜流星が主演を務める映画『ヴィレッジ』の制作が決定。監督の藤井道人と5度目のタッグを組み“ダークサイドに堕ちた青年”という新境地の役柄を演じる。

【写真】優しい笑み&鋭い視線も さまざまな表情を見せる横浜流星

 本作は、日本人の原風景である「村」という閉ざされた世界を舞台に、一人の男の変化と、社会構造の歪みを浮き彫りにしたヒューマンサスペンス。同調圧力、格差社会、貧困…。現代社会が抱える多くの問題の本質を投影し、そこに生きる人間たちのリアルに迫る物語が、『新聞記者』(2019)、『ヤクザと家族 The Family』(2021)、『空白』(2021)などの話題作を世に送り出すスターサンズ・河村光庸プロデューサーの企画、映画『新聞記者』で日本アカデミー賞優秀監督賞受賞や3月に公開した映画『余命10年』で話題を集める藤井監督のオリジナル脚本のもと描かれている。

 とある日本の集落・霞門村(かもんむら)の神秘的な「薪能」の儀式が行われている近くの山には、巨大なゴミの最終処分場がそびえ立つ。片山優(横浜)は、幼い頃よりこの村に住む青年。美しい村にとって異彩を放つ、ゴミ処理施設で働いている片山は、母親が抱えた借金の支払いに追われ、同じ職場で働く作業員に目をつけられる、希望のない日々を送っていた。そんなある日、幼なじみの美咲が東京から戻ったことをきっかけに物語は大きく動き出す。

 横浜は、「日々の辛い状況から逃げたくても逃げられない。我慢しか出来ない青年を生き、身も心も削られましたが、彼(片山)の変化を楽しみにしていただきたいです」とコメント。

 藤井監督は「事なかれ主義、同調圧力、慣例や秩序。とても難しい題材でしたが、今、僕らの周りに起きていること、感じたことを気負わずに書きました。横浜流星という俳優の進化と、素晴らしいキャスト、スタッフの技が詰まった観たことのない映画になっていると思います」と語った。
 
 プロデューサーの河村は、「皆さんは恐らくこの映画が完成した時に、監督率いるキャスト・スタッフのスクリーンからあふれ出る熱量、そして、未だかつて観たことのない映像に驚愕することでしょう」としている。

 映画『ヴィレッジ』は、2023年全国公開。

 キャスト・監督・原作者のコメント全文は以下の通り。

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