『チップとデール』最新作、7年かけ作り上げた膨大なカメオ出演&オマージュ
ディズニーの名コンビチップとデールが帰ってきた。1989年に公開された『チップとデールの大作戦 レスキュー・レンジャーズ』での抜群のコンビネーションで世界を席巻したシマリスのコンビが、再集結して大冒険!彼らの新たな物語を描く『チップとデールの大作戦 レスキュー・レンジャーズ』が、ディズニープラスで独占配信中。30年ぶりの新作で、現代で活躍する2人のかわいさや、実写、CG、2Dアニメーションの3つの世界が融合する最新映像技術に注目が集まっているが、中でも一番話題を呼んでいるのは、膨大な数のカメオ出演とオマージュだ。※ネタバレ内容が含まれますのでご注意ください。
【写真】膨大な数のカメオ出演とオマージュの数々『チップとデールの大作戦 レスキュー・レンジャーズ』より
その数の多さに「小ネタとカメオ出演の嵐で頭が追いつきませんw」「何周したら全部のネタとカメオ出演キャラ回収できるんだ…」と、観客がざわつくほど。映像技術の融合だけでなく、ディズニーのキャラクターに加え、カートゥーンネットワークの仲間達、ハリウッドの大御所たちのカメオ出演や、大胆な演出でディズニー・アニメーションとしても類を見ないほどの挑戦的な作品となっている。
脚本家を務めるダン・グレゴーは、「正直に言うと、本作での最大のチャレンジは、この映画が完成することを信じることだった。僕たちは制作に7年間もの時間を費やしたんだ。」と、長きにも渡り心血を注いで完成させたことを語った。
さらに、「なぜなら本作は“存在すべきじゃない”とさえ言えるもので、さまざまなキャラクターを出演させるために、多くの複雑な障害があったからだ。僕たちの奇妙なアイディアが、徐々に世界に生まれていくのを長い間見続けるのが最大のチャレンジだったと思う」と、自らのアイディアを形にするために多くの困難を乗り越えて来たことを話した。
チップとデールが旧友モンティの誘拐事件の謎を解く王道のミステリー要素と、シーンが変わる度にカメオ出演のキャラクターやオマージュが登場する、やりすぎな程のコメディ要素を掛け合わせたことについては、「こだわり続けることが何より大切だ。『違う。ノーだ。僕たちは、方向性を変えたり、もっと大衆に受けるものにしようとすべきじゃない。奇妙な物語であるべきなんだ』と言ったんだ。つまり、映画の軸となるミステリーとコメデイ部分を最後まで妥協しないことが最大のチャレンジだったよ。そして、今でもその軸が映画の中にあることを、僕たちは誇りに思っているんだ」と、作品作りへの情熱と作り手としての矜持を語った。
実際に本編では、『ロジャー・ラビット』のロジャー、『美女と野獣』のルミエールや『リトル・マーメイド』のフランダー、「くまのプーさん」に似たキャラクターも登場。さらに、「シュレック」や「ガーフィールド」、「シンプソンズ」など世界的人気キャラクターも多数出演を果たしている。さらに、細かい動きを再現できない古い2000年代CG技術仕様で作られた敵キャラクター“ボブ”や、妙にヌルヌルと動くリアルすぎる猫人間も登場するなど、毎分のように見どころが訪れる。制作陣が熱い思いで7年間もの時間をかけて作り出し、ディズニー史上でも間違いなく爪痕を残すチャレンジングな本作は必見だ。
ディズニープラスオリジナル長編映画『チップとデールの大作戦 レスキュー・レンジャーズ』はディズニープラスで独占配信中。
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