金ロー『ジュラシック・ワールド』2週連続放送決定 今夜は『ジュラシック・パークIII』
Q.『ジュラシック・パークIII』のみどころは!?
今回は初期3部作の3作目ですが、本作は原作のないオリジナル脚本。2作目には出番がなかったサム・ニール演じる古生物学者アラン・グラント博士が1作目以来の登場となります。グラントファンには最高ですね〜!
前作から4年後。映画の序盤で、「天変地異が起こってもあの恐竜の島には二度と行かない!」と言っていたグラント博士ですが、実業家を名乗る男に誘われて、結局化石発掘の資金のために行くことになります。二度と行かないと言っていたのに、金のために判断を覆す。この“痛い目に遭う人のお手本”みたいな展開にはニヤニヤが止まりませんね。案の定、島の上空ガイドを頼まれたはずが、実はそうではなかった博士。なんと、アクシデントで恐竜の島に不時着した息子を非合法な方法で助けるための恐竜の専門家として強引に参加させられたワケですね。
上陸後はまさにジェットコースター!島の恐ろしさを甘くみていた救出チームはあっという間に救出される側となり、主力はどんどん脱落…。怖いですね。ハラハラですね。容赦のない展開の中、さぁどうするグラント博士!?
Q.本作の魅力は?
この作品の魅力は何と言っても…「家族」ですね。
遭難しているのは離婚した夫婦の子ども。喧嘩ばかりして別れた夫婦でも、子どもを助けるために協力します。子は鎹(かすがい)と言いますが、まさにそういった〝家族の在り方〟がテーマなんですね。
ただ忘れてはいけないのが、恐竜側にも家族がいるということ。子ども達の餌のため、もしくは取られた卵を取り返すために彼らも手段を選びません。その本能は、恐竜と人間に共通するものかもしれません。
そして研究者であるグラント博士が、「家族」たちに向ける眼差しや変化も注目です。
Q.本作で注目すべきシーンは?
恐竜の中で注目したいのはラプトル。会話をしたり協力したりできる、かなりの高い知能を誇る彼らが、いかに人間の前に立ちはだかるかも見ものです。
名シーンも色々とあるんですが、特に注目のシーンは…着信音を使ったシーンです。今回は、島に持ち込まれた衛星携帯電話が重要な小道具となります。
息子を探しに来た父親は、衛星を使った携帯電話を持っていて、男の子はこの着信音のおかげで親たちが近くにいるのがわかるんです。しかし、…実はこのシーン、とてもよく考えられた怖〜いオチが待っています。ぜひご自身の目で確かめてください。