井上真央×石田えり『わたしのお母さん』公開決定 すれ違いに葛藤する娘母の心情を描く
女優の井上真央が主演する杉田真一監督の最新作『わたしのお母さん』(製作時タイトル『閉じ込めた吐息』より改題)の劇場公開時期が今秋に決定、併せてティザービジュアルと特報が解禁された。
【動画】娘・井上真央×母・石田えり、気持ちのすれ違いに葛藤 『わたしのお母さん』特報映像
本作は、互いの気持ちのすれ違いに葛藤する娘と母の心情を描く物語。母との関係が苦しい主人公・夕子を井上、悪気なく娘を傷つけてしまう母・寛子を石田えりが演じるほか、夕子の妹・晶子を阿部純子、弟の勝を笠松将が演じる。ほか夕子の夫に橋本一郎、勝の妻にぎぃ子、夕子のパート先のスーパーの店長に宇野祥平がふんする。メガホンを取るのは、前作『人の望みの喜びよ』で第64回ベルリン国際映画祭ジェネレーション部門の“スペシャルメンション”に輝いた杉田監督。
30秒の特報は、母の寛子を迎えに駅へと向かった夕子が、その姿を見つけた途端に、思わず目をそらすシーンから始まる。無邪気に再会を喜ぶ母と、笑顔を見せつつも複雑な様子の娘との対照的な出会いが、この先に待ち受ける波乱を予感させる。
ティザービジュアルのデザインは、『よるくま』『金曜日の砂糖ちゃん』などで知られる人気絵本作家・酒井駒子と、グラフィックデザイナー・佐々木俊がタッグを組んで制作。繊細かつ大胆なデザインが、本作の奥深い魅力を存分に表している。
井上真央、杉田真一監督からのコメントも到着。
井上は「少し長い道のりとなりましたが、タイトルが変わり、今日までゆっくりとあたためられてきたことを実感しています。皆さんに見て頂くことでこの作品がどのように育っていくのか、楽しみです。母と子の積み重ねてきた想い、静かに流れる時間を感じてもらえたらと思います」とコメント。
杉田監督は「脚本を書きながら思い描いた世界。井上真央さん、石田えりさんが演じられることで、その思い描いていた世界が徐々に崩れはじめた時の快感。そして撮影を進めながら、少しずつ丁寧に、新たな世界をともに積み上げていくことの喜び。カットの声を発するのがもったいないくらい、とてもとても幸せな化学反応を幾度も目の当たりにした夢のような日々でした。視線のうつろい、指先の迷い、言葉よりも雄弁な佇まい…挙げだしたら切りがありませんが、俳優陣の繊細で素晴らしい表現を大きなスクリーンでご覧頂けることを心より祈っております」としている。
映画『わたしのお母さん』は、今秋全国順次公開。
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