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井川遥「自分であって、ある意味破茶滅茶でいいんだな」 『拾われた男』“今まで見たことない”本人役への思い明かす

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ドラマ『拾われた男』に本人役で登場する井川遥
ドラマ『拾われた男』に本人役で登場する井川遥(C)2022 Disney & NHK Enterprises, Inc.

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松尾諭

 俳優の仲野太賀が主演するドラマ『拾われた男』(ディズニープラス)に本人役で出演する井川遥が、自身を演じることへの思いを明かした。併せて、井川の場面写真も解禁された。

【写真】今まで見たことのない“井川遥”の姿が! 『拾われた男』場面写真

 俳優・松尾諭の同名著書を映像化する本作は、特別な才能はないものの強運と縁に恵まれた俳優志望の男が、他人に “拾われ”続けることで夢も恋もつかんでいく、本当にあった波乱万丈なサクセスストーリー。ウォルト・ディズニー・ジャパンとNHKエンタープライズが共同制作し、ディズニープラス向けのコンテンツとして日本国内の制作会社との初の共同制作作品となる。

 持ち前の人を引きつける魅力と強運で、他人に“拾われる”ことで人生を切り開く主人公・松戸諭を仲野が演じるほか、その兄武志役に草なぎ剛、諭の運命の女性である比嘉結に伊藤沙莉。監督は井上剛、脚本は足立紳が務める。

 本作で、仲野演じる主人公・諭が所属することになるのは、FMCという“モデル”芸能事務所。薬師丸ひろ子演じる社長の山村が、航空券を偶然拾った諭が役者に向いていると直感し、“拾う”形となった。そんなFMCの看板タレントであり、世間を“癒して”ブレークし始めた女優として本人役で登場するのが井川遥だ。なかなか俳優として芽が出ない諭は、ひょんなことから事務所の先輩である井川の運転手兼ボディーガードを務めることになる。そして、多忙を極め車内が唯一の休息である井川にとって、諭は世間からは見えない“素”を出せる存在となっていく―。

 “癒し系”女優としてブレークし、どんな役柄でドラマや映画に出演しようと癒しだけを求められてしまう井川。しかし、諭から見える井川は超がつくほどの白熱系だった。怒っているシーンの撮影でも、“隠された癒し”を表現してほしいのか、首をかしげるようなポーズまで求められてしまうが、本気のような“キレ”の演技を披露し現場を困惑させてしまうほど。また、女子プロレスの観戦に諭を誘い、試合に熱狂してかなり豪快な一面も見せる。そんな世間が求めるイメージ通りの“癒し系”とはかけ離れた“井川遥”の姿。果たして井川“本人”は、“本人役”としての井川遥のように白熱系なのか?

 劇中、本人役として「拾われた男」を執筆している原作者・松尾諭と、その編集者を演じる夏帆に向かって井川は「話し10分の1ぐらいで読んでくださいね。私の運転手さんしてたことくらいですから」というセリフもあり、“本人役”井川遥と諭のエピソードがどこまで本当なのかをつい想像したくなるような遊び心が満載だ。

 実際、井川は原作者・松尾諭と同じ事務所の先輩であり、松尾が運転手をしていたことは、本当の話だそう。井川は、松尾の原作を読んだ際には「よく知っているはずの人の、知らない人生を覗き見るようで不思議な感覚がしました」と語っている。

 まさか20年以上の月日を経て自分自身を演じることになるとは思いもよらなかったそうで、「元々は取材に答えるだけのスタンスでした」と明かす。「しかし松尾くんや井上監督からこれはぜひ本人で、と。もちろん、まわりのキャストの方の中で浮くだろうなぁ、無理があるだろうなあと思いました。でもこれは原作と違って『ドラマはフィクションです!』と乗せられて(笑)。自分であって、ある意味破茶滅茶でいいんだな、と受け取って(笑)演じようと思いました。実際のところかなり寄せているところとフィクションが入り混ざっています」と話す。

 仲野が演じる“後輩・諭”については「とても上品で、とても可愛い弟のようだと思っていたのですが、会うたびに松尾くんになっていってさすがだと思いました。当時のように同志になっていくような安心感があってとても楽しい時間でした。撮影中、遊びにきた松尾くんと、松尾くんを演じる太賀くんと並んだ時はとても不思議な感覚でした」とも。そして仲野をはじめ本作に集ったキャストについても「松尾くんの交友録を見ているようで、これこそが彼の魅力であり、掴んでいく頼もしさ。人に恵まれ、運に恵まれてきたことがよくわかりました」と、松尾本人の魅力も語った。

 ドラマ『拾われた男』 は、ディズニープラス「スター」にて配信中。

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