ジョニー・デップ、スタッフに対する暴力で裁判直前に条件付き和解
アンバー・ハードとの名誉棄損裁判で大きな勝利を収めたジョニー・デップ。日本でも8月に公開される映画『L.A.コールドケース』の撮影中、スタッフの男性に暴力を振るったとして訴えられていたが、条件付きで和解が成立したことが明らかになった。
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Varietyによると、訴訟を起こしていたのは、『L.A.コールドケース』でロケーション・マネージャーを務めたグレッグ・“ロッキー”・ブルックス。
訴状によると、2017年、米ロサンゼルスのダウンタウンにあるバークレー・ホテルで撮影をしていた際、ホテルでの撮影許可は22時までだったが、ジョニーがその日撮影したシーンの追加撮影を行いたいと希望。撮影延長の許可を得たが、23時にホテル側から撮影を終了するよう指示があったという。
これをジョニーに伝えると、「おまえは一体何様なんだ?俺に何をしろと指示する権利などない」と怒鳴って彼の腹部を2度殴り、「10万ドルやるから俺の顔を殴ってみろよ!」と怒声を浴びせたという。ジョニーの呼気からは、アルコールの匂いがしたそうだ。
ブルックス氏は2018年にジョニーを訴え、7月25日から裁判が始まる予定だった。これを前に、現地時間の12日に最終の現状確認会議が行われ、ジョニー側が和解条件を満たした場合、訴訟を取り下げることで合意がなされたという。なお、取り決められた条件については明らかになっていない。