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倉科カナ、『刑事7人』卒業に涙「私にとって大切な場所で、ホーム」

ドラマ

倉科カナ、ドラマ『刑事7人』卒業に涙
倉科カナ、ドラマ『刑事7人』卒業に涙(C)テレビ朝日

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 東山紀之が主演するドラマ『刑事7人』(テレビ朝日系/毎週水曜21時)にseason1から水田環役で出演してきた倉科カナが、番組を卒業。クランクアップでは「私にとって大切な場所で、ホーム」「また、いつか戻って来たい」と涙ながらにあいさつした。

【写真】卒業する倉科カナを囲み、東山紀之らと記念撮影

 2015年に放送開始して以来、東山演じる主人公・天樹悠を中心に、深い人間模様とサスペンスフルなドラマが共存する人気刑事ドラマシリーズ『刑事7人』。『シーズン8』では冒頭から、さまざまな衣装で潜入捜査する新専従捜査班メンバーが登場し、視聴者を驚かせたが、中でも画面にくぎ付けにさせたのが、倉科カナふんする水田環のウエディングドレス姿。珍しくおしとやかで、しおらしい環だったが、犯人(我が家・坪倉由幸)を前にすると、いつものように彼女の面目躍如と言える、胸のすくようなたんかを物語序盤から浴びせた。

 そして、小瀧望(ジャニーズWEST)がふんする、新たに配属となるZ世代の坂下路敏に対しても、教育係を買って出て、コスパを重んじる彼に、「汗をかかないで解決した事件などひとつもない」と、刑事としての心得を熱く諭すシーンも。

 しかし、片桐正敏(吉田鋼太郎)の言う「……また一人、抜けちまうか」というセリフが、まさか環のことを指していたとは…。

 環は新専従捜査班メンバーに、自らの旅立ちを打ち明ける。その言葉を、放心状態で聞き入る青山新(塚本高史)。難解な事件にタフに挑みながらも、時折描かれる環と青山とのほのかな恋心は、一服の清涼剤として視聴者をほっとさせ続けてきたが、2人のこれからも気になるところ。そして、メンバーに見送られながら、晴れ晴れと将来を見据えた表情で歩き出す環。彼女らしい気丈なラストシーンとなった。

 そんな環を演じた倉科カナ自身も気丈に最後の撮影を終えたが、スタッフからの「水田環役の倉科カナさん、全編終了です!」との声とともに、東山から大きな花束を贈られると、瞳から熱いものが。「朝は実感がなかったんですけど…実家を出た時よりも、すごく寂しい」と、役をやり切った安堵感と、現場から離れる寂しさが入り混じり、涙が止まらない。

 シーズン1から出演してきた倉科は「お世話になって8年間、月日を重ねていくごとに、『刑事7人』が私にとって大切な場所になっていったんだと実感しています。私はこの現場を《ホーム》みたいに思っていまして、キャストの皆さんともスタッフさんとも仲が良いので、初めて実家を出た時よりも寂しさがこみ上げてきます。女優として、より前に進めるようにこれからも頑張りますし、また、いつか戻って来たいなと思っています」とあいさつ。東山をはじめとしたキャスト陣、スタッフら盟友たちからは「待ってます!」「待ってるよ!!」と口々に声がかかり、大きな拍手で送られた。

 そして、最後には東山が倉科を花束と共にお姫様抱っこする一幕も。倉科は相変わらず瞳をぬらしながらも笑顔で、愛のあふれるクランクアップとなった。

 ドラマ『刑事7人 season8』は、テレビ朝日系にて毎週水曜21時放送。

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