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田中裕子主演『千夜、一夜』共演に尾野真千子&ダンカンら ビジュアル&30秒予告解禁

映画

 女優の田中裕子が主演する久保田直監督最新作『千夜、一夜』より、共演キャストとして、尾野真千子、ダンカン、安藤政信が出演することが発表された。併せて、30秒予告、ビジュアルも解禁された。

【動画】田中裕子主演『千夜、一夜』30秒予告

 日本全国の警察に届けられる行方不明者の数は、年間約8万人ー。本作は、北の離島の美しい港町を舞台に、理由もわからぬまま突然姿を消した最愛の夫を30年にわたり待ち続ける主人公の姿を描いた物語。今もどこかで誰かを待ち続ける人々の背後にはいったいどんな物語が隠されているのか。ドキュメンタリー出身の久保田直監督が「失踪者リスト」から着想を得て、青木研次によるオリジナル脚本をもとに、8年もの歳月をかけて完成。主演の田中は、狂おしい日々を背負いながら、夫の帰りを待ち続けるひとりの女性の強さや脆さを繊細に体現する。

 北の離島の美しい港町。登美子の夫が突然姿を消してから30年の時が経った。彼はなぜいなくなったのか。生きているのかどうか、それすらわからない。漁師の春男が登美子に想いを寄せ続けるも、彼女がそれに応えることはない。そんな登美子のもとに、2年前に失踪した夫を探す奈美が現れる。彼女は自分のなかで折り合いをつけ、前に進むために、夫が「いなくなった理由」を探していた。ある日、登美子は街中で偶然、失踪した奈美の夫・洋司を見かけて…。

 今回、共演キャスト、30秒予告、ビジュアルが解禁。田中演じる登美子とは対照的な女性・奈美を熱演するのは尾野真千子。登美子に想いを寄せる漁師の春男をダンカン、失踪した奈美の夫・洋司を安藤政信が演じる。

 30秒予告は、「年間行方不明者数、約8万人。今もどこかで、誰かを待ち続ける人がいる」というナレーションと、北の離島の港町で、突然姿を消した夫の帰りを30年間待ち続ける登美子(田中)の姿から始まる。登美子に想いを寄せる漁師の春男(ダンカン)から「心配だから面倒を見させてくれよ」と言い寄られるも突き放し、その気持ちに応える様子はない登美子。そんな彼女のもとに、2年前に失踪した夫・洋司(安藤)を探す奈美(尾野)が現れる。

 奈美は自分のなかで折り合いをつけ、前に進むために「夫がいなくなった理由が欲しい」と語る。そして、夫の背中を追う登美子、奈美が扉を開けた先に立っている男性の後ろ姿、海へ入っていく登美子を追う春男など、印象的なシーンが次々と映し出されていく。果たして、映像の最後に流れる「人はどれだけ、愛した人のことを解っているのか」というナレーションは何を意味するのか。そして、2人の「待つ女」たちに待ち受ける運命とは。先の読めない展開に期待が高まる、ミステリアスな雰囲気の予告編となっている。

 ビジュアルは、登美子が海辺の桟橋に座り、最愛の人の帰りを待ちながらどこか遠くを見つめている姿を切り取ったもの。上には「帰ってこない理由なんかないと思ってたけど、帰ってくる理由もないのかもしれない」という、劇中の登美子のセリフがコピーとして添えられている。下には、尾野、ダンカン、安藤をそれぞれ捉えた印象的な場面写真も配置され、複雑な人間の感情と本質をあぶり出す濃密なドラマを予感させるビジュアルとなっている。

 映画『千夜、一夜』は、10月7日より全国公開。

映画『千夜、一夜』30秒予告

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