「バーフバリ」シリーズを生み出したS.S.ラージャマウリ監督、インド映画史上最高制作費の最新作公開
大ヒット作「バーフバリ」シリーズを生み出したインドのS・S・ラージャマウリ監督の最新作『RRR(原題)』が、邦題を『RRR(アールアールアール)』として、10月21日より日本公開されることが決まった。
【写真】インド国内興収歴代1位の大ヒット! 『バーフバリ 王の凱旋』場面写真
インド映画史上最高の制作費7200万ドル(97億円)をかけて描かれた本作の舞台は、1920年、英国植民地時代のインド。英国軍に捕らわれた村の少女を救い出す使命を背負った“野性を秘めた男”ビーム(N・T・ラーマ・ラオ・Jr./通称 NTR.Jr)と、英国の警察官で“内なる怒りを燃やす男”ラーマ(ラーム・チャラン)。敵対する立場の2人は互いの素性を知らぬまま唯一無二の親友となっていくのだが…。インド激動の時代で、彼らが選ぶのは友情か? 使命か? 家族、誇り、そして一国の未来をも背負った2人の友情と壮絶な戦いが描かれる。
監督は日本でも、2年以上にも及ぶロングランを記録した「バーフバリ」シリーズの生みの親S.S.ラージャマウリ。タイトルである『RRR』は、Rise(蜂起=ほうき)、Roar(咆哮=ほうこう)、Revolt(反乱)の頭文字に由来している。
本作は本国インドで爆発的な大ヒットとなり、本年度のインド国内の興行収入No.1の座を獲得。世界でもオープニング興収(3月25~27日)5400万ドル(約74億円)をたたき出し、北米では公開当時、ハリウッドのメジャー大作を超える快挙を達成。さらにインド国内の初日興収は約16億ルピー(約28億円)を記録し、この成績は『バーフバリ 伝説誕生』『バーフバリ 王の凱旋』を超えて初日興収歴代第1位となっている。
また、ハリウッド批評家協会賞ではインド映画初となる最優秀作品賞にノミネート。さらに、米映画批評サイト「ロッテン・トマト」では満足度94%(7月20日時点)という驚異の記録を出しし、早くも今年のベストムービーに選出された。
日本での公開決定にあたり、ラージャマウリ監督は「『RRR』が日本で公開されることが本当に嬉しいです! 『バーフバリ』は日本の皆さんから圧倒的な愛情、称賛、支持を頂きました。また『マガディーラ』や『マッキー』も深い愛のお陰で良い成績を収めることができました。他の国と同様に、日本でも皆さんに『RRR』を愛して頂けるよう祈っています。10月にお会いできるのを楽しみにしています」とのコメントを寄せた。
映画『RRR』は、10月21日より全国公開。