『四畳半タイムマシンブルース』本予告完成 ポスタービジュアルは中村佑介の描き下ろしイラスト
森見登美彦による同名小説をアニメ化した『四畳半タイムマシンブルース』が、9月30日より3週間限定全国公開&9月14日よりディズニープラスにて独占配信されることが決定。本予告、ポスタービジュアル、場面写真が解禁された。
【動画】リモコンの水没から始まるタイムスリップ 『四畳半タイムマシンブルース』予告
本作は、フジテレビ“ノイタミナ”にてテレビアニメ化もされた森見の小説『四畳半神話大系』(太田出版・角川文庫)と、ヨーロッパ企画の上田誠による戯曲『サマータイムマシン・ブルース』(早川書房)が融合して誕生した、森見による小説『四畳半タイムマシンブルース』のアニメ化。『四畳半神話大系』の登場人物たちが、『サマータイムマシン・ブルース』の世界で右往左往する物語だ。
今回のアニメ化にあたり、テレビアニメ『四畳半神話大系』、劇場アニメ『夜は短し歩けよ乙女』で、湯浅政明監督のもと主要スタッフとして参加した夏目真悟監督を中心に、脚本に上田、キャラクター原案に中村佑介と、森見原作のアニメではおなじみの顔ぶれが集結。アニメーション制作をサイエンスSARUが担当する。主題歌はASIAN KUNG‐FU GENERATIONの「出町柳パラレルユニバース」。
メインキャストとして、「私」役を浅沼晋太郎、明石さん役を坂本真綾、小津役を吉野裕行、樋口師匠役を中井和哉、城ヶ崎先輩役を諏訪部順一、羽貫さん役を甲斐田裕子が演じる。
8月12日、灼熱の京都、左京区。「下鴨幽水荘」唯一のエアコンが動かなくなった。悪友・小津がリモコンを水没させたのだ。「私」が、映画サークル「みそぎ」のクールビューティー明石さんと対策を協議していると、モッサリした風貌の見知らぬ男子学生・田村が現れた。彼は25年後の未来からタイムマシンに乗ってやってきたという。そのとき「私」に天才的なひらめきが訪れた。このタイムマシンで昨日に戻って、壊れる前のリモコンを持ってくればいいじゃないか!
しかし、小津たちが勝手気ままに昨日を改変、過去を書き換えていく。世界消滅の危機を予感した「私」は、慌てて止めに入るが、時すでに遅し。果たして、無事リモコンは、日常は、取り戻せるのか? そして、「私」と明石さんの恋の行方は? 「昨日」と「今日」の、世にもうかつなタイムマシンの無駄遣いが始まる。
本予告は、「私」の部屋のクーラーのリモコンが壊れたことをきっかけに、タイムマシーンで“リモコンが壊れていない過去に戻る”ことを思いつくシーンが描かれたもの。明石さん、小津、樋口師匠といったおなじみの面々が登場し、「私」を混乱の渦に巻き込んでゆく。さらに、25年後の未来からやってきた男子学生・田村くんも登場する。
ポスタービジュアルは、中村佑介が本アニメのために描き下ろしたオリジナルイラストを用いたもの。個性豊かな登場人物たちの横には「宇宙消滅の危機を救うのは、コーラとリモコン!?」というコピーが添えられている。
また今回、本作の完成披露上映会が開催されることが決定。当日は浅沼晋太郎、吉野裕行、夏目真悟監督が登壇する予定だ。
さらに、7月29日より特典付き前売券が発売されることも決定。特典は、中村佑介のイラストによる特製A4クリアファイル(劇場・メイジャー通販限定)と、バーチャル背景用壁紙3点セット(オンライン限定)の2種類。劇場窓口もしくはWEBにて購入できる。そのほか、ノイタミナショップおよびローソンでは、劇中で明石さんがバッグにつけているもちぐまをイメージした、アクリルキーホルダー付き前売券が発売される。
アニメ『四畳半タイムマシンブルース』は、劇場版が9月30日より3週間限定で全国公開、ディズニープラスにて9月14日より独占先行配信(配信限定エピソード含む全6話順次配信)。