マーク・ラファロ、“ヒーロースイッチオフなハルク”に 「まるで新しいキャラクター」
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8月17日16時配信開始となるマーベル・スタジオの最新ドラマシリーズ『シー・ハルク:ザ・アトーニー』(ディズニープラス)に、主人公の親戚のおじさんとして出演するマーク・ラファロが、本作で“ヒーロースイッチオフなハルク”を演じた理由を明かした。
【写真】オフモードなハルクが見られる! 『シー・ハルク:ザ・アトーニー』場面写真
本作の主人公は正義感にあふれる弁護士ジェニファー・ウォルターズ(タチアナ・マスラニー)。ある事故をきっかけに“ハルクのパワー”を得てしまい、なりたくもないヒーロー〈シー・ハルク〉に…。彼女に力の使い方を教えていくのは、親戚のおじさん、ハルク=ブルース・バナー(マーク・ラファロ)。これまでは“アベンジャーズ”の一員として常に戦いと隣り合わせだったハルクだが、本作では“ヒーロースイッチ完全オフ”でユーモラスな姿が描かれる。
そんな誰も見たことのないハルクを描くことができた理由を、カット・コイロ監督が「マークがまるで新しいキャラクターを初めて演じるかのような姿勢で臨み、新しい視点で探索してくれた」からだと告白。そしてマークは、そうしたきっかけについて「実はハルクはファニーな男。このキャラクターには素晴らしいユーモアの要素があると思ったんだ」と語った。
これまでアイアンマンやキャプテン・アメリカ、ブラック・ウィドウらとともに、数々の壮絶な戦いへと挑んできたハルク。『アベンジャーズ』(2012)では強敵ロキをブンブン振り回し軽々とやっつけたり、『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)では“雷神”ソーと互角以上のバトルを繰り広げたりと、破壊力抜群で反則級のパワーを誇っている。
そんな“最強の男”を約10年にわたり演じ続けてきたマークは、本作でのハルクについて、「これまでは戦っていることが殆どだったけど、今回は自分の家でリラックスしている姿が見られるよ。なんだか可笑しいよね。それにアベンジャーズ以外の人たちとの人間関係も描いているんだ。これまでとは大きく違っているよ」と、新鮮すぎる姿について解説する。
慣れ親しんできたハルクという役を習慣的に演じるのではなく、キャラクターとしての新たな広がりも見据えて全く新しいアプローチで今回の役作りに挑んだマーク。コイロ監督は「マークはハルクを演じ続けてきた伝説的な人なのに、一切先入観を持ち込まずに挑んでくれた。これが、彼が優れた特別な役者である理由だと思う」と敬意を表した。
本作では、そんなこれまでにない一面がうかがえる“オフのハルク”と、渋々ヒーローになってしまった弁護士“シー・ハルク”ことジェニファー・ウォルターズのコンビネーションが描かれる。アベンジャーズ最強クラスのパワーを得てしまっても、仕事・恋愛・友人関係を諦めたくないジェニファーに対し、ハルクがヒーローとしてのノウハウを教え導いていく。
マークは「本作はシー・ハルクの話。ハルクは今回、アベンジャーズではなくて、彼女をサポートし教える先生なんだよ。様々なことを教え、彼女が成長する手伝いをする。この物語は、ジェニファーというキャラクターと、彼女の成長に焦点を当てているんだ」と説明している。
『シー・ハルク:ザ・アトーニー』は、ディズニープラスにて8月17日16時より日米同時配信開始(全9話)。