山路和弘&朴ろ美夫婦、『ミッキー17』吹替でも夫婦役に! 主人公役はオーディションで選ばれた成河

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ロバート・パティンソンが主演するポン・ジュノ監督の映画『ミッキー17』(3月28日公開)より、日本語吹替版の声優陣が一挙解禁。ロバートが演じる主人公ミッキー役の成河(そんは)をはじめ、山路和弘、朴ろ美、中村悠一、田村睦心、内田真礼、花澤香菜の出演が明らかになったほか、それぞれが“ポン・ジュノ監督作品の魅力”などを語るコメントも到着した。
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映画『パラサイト 半地下の家族』(2019)を手がけたポン・ジュノ監督の最新作である本作は、半地下を超えた《どん底》からの反撃サスペンス・エンターテイメント。原作はエドワード・アシュトンによる小説『ミッキー7』(早川書房)。
主演は『テネット』『ザ・バットマン』のロバート・パティンソン。共演にはナオミ・アッキー、スティーブン・ユァン、トニ・コレット、そしてマーク・ラファロら実力派キャストが集結する。
この度、日本語吹替版の声優陣が一挙解禁。
本作の主人公ミッキー(ロバート)は、ブラック企業のトップに、“死にゲー”任務で何度も命を落とし、その度に複製されるという過酷すぎる労働を強いられる。何度も死んで17人目のコピーとなったミッキー17号と、そのコピーとなるミッキー18号の2人がメインキャラクターとして登場するのだが、見た目が全く同じ2人が同時に存在するシーンの吹替ともなれば、声の演技のみでその違いを表現できる声優が必要。厳正なオーディションにて、ミッキー役にふさわしい声優として選ばれたのが成河(そんは)だった。
成河はオーディションを振り返り「ポン・ジュノ監督のハリウッド作品で吹替に参加出来るなんてまるで夢のようで、選ばれた時は信じられない気持ちというか、現実感がなかったです。そしていざ吹替に入っても今度は大変さが勝り、実は終わった今でも現実感がありません。二人の異なる人格を持つミッキーの演じ分けはとにかく大変でした」とコメント。
そのほか、ブラック企業のトップ・マーシャルとその妻・イルファを、実の夫婦である山路和弘と朴ろ美。ミッキーが最も頼りにするソウルメイトのナーシャに田村睦心、ミッキーの友人ながら彼に言い寄るカイには内田真礼。ひと癖ありげなミッキーの友人、ティモを中村悠一が担当。ブラック企業の研究員ドロシーを花澤香菜が演じる。
今回、声優キャスト陣からポン・ジュノ監督作品の魅力や、自身が演じたキャラクターについて語るコメントも到着。
ポン・ジュノ監督作品の魅力について、成河は「一番の魅力はやはり、人間のダークな部分を過剰なまでに描きながらそれをエンターテイメントとして昇華させる所だと思います。あとは、登場人物全員に細かい癖があって、一見すると酷いシーンでも、愚かさの裏にある人間の愛らしさのようなものを常に失わないというのも魅力だと思います」と力説。
山路は「ポン・ジュノ監督のテンポの良さと、コミカルにして、ゾクっとくるような演出、ユニークなキャラクター達に圧倒される」、朴は「深い社会的メッセージと、それを支える圧倒的な映像美、そして緻密に構築されたキャラクターたちだと思います。ストーリーが進行するにつれてどんどんと引き込まれていき、視覚的にも感情的にも良い意味で強烈な印象を受けます」と語っている。
映画『ミッキー17』は、3月28日より日本公開。
※吹替キャストのコメント全文は以下の通り。