スタローン、ドラゴ映画を知らされていなかった! 友人ドルフ・ラングレンとプロデューサーを猛烈非難
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このところ、自身の代表作『ロッキー』シリーズの権利を巡り、プロデューサーを糾弾しているシルヴェスター・スタローン。ロッキーの宿敵イワン・ドラゴを主人公にした『クリード』のスピンオフが始動したが、これを知らされていなかったようだ。報道を受け、プロデューサーと、ドラゴ役のドルフ・ラングレンを非難した。
【写真】スタローン×ラングレン伝説の共演『ロッキーVSドラゴ』胸アツな場面写真
『ロッキー』(1976)でアカデミー賞主演男優賞と脚本賞にノミネートされ、スピンオフ『クリード チャンプを継ぐ男』(2015)では同助演男優賞候補となったシルヴェスター・スタローン。このところ、インスタグラムにて抗議声明を発表するなど、『ロッキー』の権利を巡り、プロデューサーのアーウィン・ウィンクラーと全面対決の様相を見せている。
この状況下で先日、『ロッキー4/炎の友情』でロッキー・バルボアの宿敵として登場し、『クリード 炎の宿敵』で因縁のカムバックを果たしたソ連出身ボクサー、イワン・ドラゴを主人公にしたスピンオフ作品『Drago(原題)』が、MGMで始動したことがわかった。
これを受け、スタローンはインスタグラムに、『Drago(原題)』始動を報じる記事のスクリーンショットを投稿。シェアした3つの記事のうち2つでは、記事中の作品の関係者として、スタローンの名前が一番に挙がっている。
投稿の中では「また胸が張り裂ける思いだ…これが発覚した…またか。アーウィン・ウィンカー、哀れな94歳のプロデューサーと、愚かでハゲタカのような彼の子ども、チャールズとデヴィッドが断りもなく、俺の作り上げた素晴らしいキャラクターを利用して、骨の髄までしゃぶり尽くすつもりだ」と、プロデューサーとその家族を改めて糾弾。
「ファンには申し訳ない。『ロッキー』のキャラクターを、こんな寄生虫どもに取られたくなかった。…ところで、ドルフ・ラングレンのことはかつて尊敬していたが、彼のために作ったキャラクターの背後で何が起きているのか、一言も話してくれなかった。本当の友人は金より貴重だ」と、友人としても知られるドルフのことも非難した。
『ロッキー』シリーズは、彼が不屈のボクサー、ロッキー・バルボアにふんする大ヒットシリーズ。1976年に公開された第1弾は、それまで無名だったスタローンがオリジナル脚本を手掛け、映画化。大ヒットを記録し、アカデミー賞では9部門でノミネートされ、見事作品賞と監督賞、編集賞を獲得。スタローンも本作で大ブレイクし、主演男優賞と脚本賞の候補となっている。
その後、続編5本とスピンオフの『クリード』シリーズ2本が公開され、スタローンはこれまで公開されたすべての作品でロッキー・バルボアを演じ、『ロッキー』全作と『クリード 炎の宿敵』で、脚本または共同脚本を務めた。なお、次回作『Creed III(原題)』には復帰しない事を発表している。
スタローンは、本シリーズの働きに対して対価を受け取ってはいるが、近年、本シリーズの権利を保有していないことに不満を漏らしている。