企画・原案 秋元康のドラマ『差出人は、誰ですか?』10月開始 主演は16歳、幸澤沙良に
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■ストーリー
主人公・美月が通う都立荒川西高校。夏休み明けの二学期を迎えた2年D組の新学期初日。HRが始まり、担任の国語教師の立花が、突然「手紙ゲーム」の始まりを告げる。ルールは簡単。クラスメイト宛に「手紙」を書き、ポストに投函する。「手紙」の差出人は記載しなくていいから本音を書くことがルールだという。あくまで授業の一環で、2学期中に必ず全員が最低一人1通「手紙」を書くことが課せられ、クラス全員がそれぞれクラスメイトへの「手紙」を書くことに。
はじめは悪ノリやくだらない手紙が多かったが、「いじめの告白」をした手紙をきっかけに秘密の暴露や告白などが増えてきて、「差出人は誰なのか?」「次は誰が名指しされるんだろう?」と興味を持ち始める美月たち。これまで全く関心のなかった「クラスメイト」の知られざる悩みや想いを知り、励まし合ううちに少しずつ絆が深まっていく2年D組。
そして、美月は自分に宛てられた手紙の差出人を探しているうちに、この「手紙ゲーム」に隠されたある秘密を知ってしまう—。
■コメント
◆企画・原案 秋元康
今のSNSの時代、みんなどこかで何かを囁かれ、囁いている時代。SNSを見れば、それが文字となって見えてしまいます。それは怖いことでもあり、誰が、なにを自分に問いかけているんだろうと常に考えてしまっていると思います。
人間関係において、もし言いたいことを可視化したらどうなるのか、SNSやメールやメッセージはスピードの良さもあり、何度も書き直したり、送り直すこともできるけれど、一方で手紙というのは感情の高ぶりだとか、余白の中に感情が現れる。だから今のSNS時代にあえて直筆で書く手紙を題材に学園ドラマをつくることにしました。
それぞれの手紙がひとつひとつ読み上げられていく中で、クラスにどんなストーリーがうまれ、どう成長していくのかを問うドラマにしたいと思っています。大人になるにつれて、人間関係で悩むことがあったとしても自分なりに乗り越えられる方法がわかるようになるけれど、中高生はそこが一番どうしたらいいのかわからない時期です。だからこそ閉鎖的な空間の中でまだ方法が見つからないという人に見てほしいです。
◆プロデュース 橋本梓
秋元さんから「手紙」というテーマを聞いた時、このSNS時代だからこそ、心のど真ん中に直球を投げるようなドラマを作りたいと感じました。普段、SNS上や学校では悩みを見せずに「表の顔」で過ごしている高校生たちが、手紙ゲームによって秘密を暴露され、本音でぶつかり合う姿は青春そのものです。次はどんな手紙が来るんだろう?とワクワクしながら、ヒリヒリした青春ドラマを楽しんで見ていただけるとうれしいです。