シラットを駆使! 採石場での壮絶アクション『復讐は私にまかせて』メイキング&本編映像解禁
第74回ロカルノ国際映画祭金豹賞を受賞した映画『復讐は私にまかせて』より、インドネシア伝統武術“シラット”で華麗に舞う肉弾アクションシーンのメイキング&本編映像が解禁された。
【動画】『復讐は私にまかせて』アクションシーンメイキング映像
本作は、勃起不全のけんかっ早い男と伝統武術シラットの達人である女が織りなす、愛と復讐のドラマ。監督は、国内外で多くの受賞歴を誇るインドネシア映画の俊英エドウィン。往年の香港カンフー映画、タランティーノ作品、Jホラーへのオマージュをうかがわせる、バイオレンス、コメディ、エロスのエッセンスを散りばめた世界観で、観客の好奇心をかき立てる独創的な作品に仕上げた。撮影監督は、『子供はわかってあげない』『散歩する侵略者』などこれまで数多くの作品を手掛けてきたベテランの芦澤明子が担当している。
今回解禁されたのは、採石場でアジョとイトゥンが繰り広げる猛烈な肉弾アクションシーンのメイキング&本編映像。メイキング映像は、キャストが埃立つ採石場で黙々と練習に励む姿や、山場から転がり落ちる様子、組み手の練習中に腰を負傷し治療を受けている様子など、過酷な撮影現場が映ったもの。本編映像では、互角な戦いを見せるアジョとイトゥンの死闘が迫力たっぷりに描かれている。
主人公アジョを演じるマルティーノ・リオと、ヒロインのイトゥンを演じるラディア・シェリルは撮影に入る2か月前からアクション練習を開始。これまでアクション経験がなかったラディアは、伝統武術シラットを使いこなす手練れの殺し屋を演じるためハードな練習を積み重ね、劇中では見事なアクションを披露している。
プロデューサーのメイスクは、マルティーノとラディアのアクションシーンについて「2人にとって、アクションシーンはかなり難しい場面だったと思います。2人共ほとんどのアクションシーンはスタントを使わずに本人が演じています。特にアジョとイトゥンが最初に出会った採石場での戦闘シーンは、どちらにとっても最も難しいシーンだったと言えます。高度な足技や寝技などを使う場面でしたが、全て本人たちが演じています」とスタントをほぼ使わなかったことを強調。そのクオリティに太鼓判を押している。
映画『復讐は私にまかせて』は、8月20日よりシアター・イメージフォーラムほか全国順次公開。