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主人公が目撃してしまった“巨大”で“速すぎる”何か 『NOPE/ノープ』緊迫の本編シーン解禁

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映画『NOPE/ノープ』場面写真
映画『NOPE/ノープ』場面写真(C)2021 UNIVERSAL STUDIOS

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ジョーダン・ピール

ダニエル・カルーヤ

キキ・パーマー

 映画『ゲット・アウト』のジョーダン・ピール監督最新作『NOPE/ノープ』より、主人公が上空で目撃した“あるもの”について語る緊迫の本編シーンが解禁。さらに監督によるタイトルの裏話も到着した。

【動画】想像を絶する脅威の襲来に絶望する主人公たち 『NOPE/ノープ』本編シーン

 本作は、『ゲット・アウト』(2017)で第90回アカデミー賞脚本賞を受賞したジョーダン・ピール監督が、2019年公開の『アス』以来3年ぶりに放つ最新作。田舎町にあるハリウッド唯一の黒人経営であるへイワード牧場を舞台に、突如現れた謎の飛行物体がもたらす“最悪の奇跡”を描き出す。全米映画ランキング初登場No.1を獲得した。

 解禁された本編シーンでは、長男OJ(ダニエル・カルーヤ)が、父親が謎の死を遂げたその直後に上空で“あるもの”を見たと妹エメラルド(キキ・パーマー)へ明かす場面が描かれている。神妙な面持ちのOJを心配しながら、「何を見たの?」と静かに質問を投げかけていくエメラルド。OJは、何かに怯えるかのように静かに、そして急ぎ早にその特徴を語っていく。その答えから何かを察したエメラルドは「本気で言ってるの?」と絶句の表情をみせ、OJは表情を変えることなく静かに頷く。

 突如、空に現れた“巨大”で、“速すぎる”、何か。想像を絶する脅威の襲来に静かに怯え、絶望する主人公たちの姿を捉えたミステリアスかつ緊迫の映像となっている。

 本作のタイトルである『NOPE/ノープ』は、直訳では否定の意味を持つ言葉。ピールが本作を書き上げ始めたのは、世界的パンデミックの脅威にさらされた2020年だ。ピールは「とんでもない時期だった。あの年に起きて今も続くあらゆる恐ろしい出来事を『NOPE/ノープ』はいろんな意味で反映している。僕にとってこの作品は、日常からの逃避みたいなものだし、観客も、皆さんの現実を忘れるきっかけになれば嬉しい」と当時を振り返りコメント。

 様々な憶測がなされた本作のタイトルについては、「“ノープ(Nope)”という言葉にはいろんな意味合いがあるけれど、例えば僕はいつも、作品を観てくれる人たちの頭の中を覗いてみたくなるんだ。で、思うにきっと、ホラー映画は観たくないとか、あんなに暗くて異常な世界なんて“ムリ(Nope)”と言う人が結構いるのではないかなと思った。タイトルはそういう皆さんへの誘い(いざない)でもある。“気持ちはわかるよ。確かに怖い映画だ。でもね、そんなあなたを知ったうえで、このジャンルに招待している。席を用意しましたのでどうぞ”という僕の気持ちを表しているんだよ。特に僕ら黒人はシンプルに反応するしね。どうしても“ムリ! やめて! 抜ける! 俺、消えるから!”と言っちゃうから」と説明。もはや宣戦布告にさえ思えるピールらしい遊び心溢れる理由がタイトルに込められているようだ。

 映画『NOPE/ノープ』は、8月26日より全国公開。

謎の飛行物体を見てしまったことを告白・・・映画『NOPE/ノープ』本編映像

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