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『スペンサー ダイアナの決意』シャネルが衣装全面協力 白のイブニングドレス制作過程も公開

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映画『スペンサー ダイアナの決意』場面写真
映画『スペンサー ダイアナの決意』場面写真(C)2021 KOMPLIZEN SPENCER GmbH & SPENCER PRODUCTIONS LIMITED

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クリステン・スチュワート

パブロ・ラライン

 女優クリステン・スチュワートがダイアナ元妃を演じる映画『スペンサー ダイアナの決意』より、クリステンがファッショナブルな衣装をまとった姿を切り取った写真が解禁。併せて、シャネルが全面協力したドレスの制作過程を捉えた写真も公開された。

【写真】クリステン・スチュワートがお持ち帰り! 美しい白のイブニングドレス

 本作は、ダイアナが1991年のクリスマス休暇に、イギリス王室のメンバーとともにノーフォークにあるサンドリンガム・ハウスで過ごす3日間を描く物語。チャールズ皇太子との関係は冷え切り、王室の中でも浮いた存在となっていたダイアナが、離婚を決意するまでの心の動きを綴っている。ダイアナを演じるのは、『トワイライト』シリーズ、『チャーリーズ・エンジェル』のクリステン・スチュワート。キャリア史上最高の演技と称えられた渾身の演技で、アカデミー賞主演女優賞に初のノミネートを果たした。監督は、『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』のパブロ・ラライン監督。

 ダイアナの苦悩を寓話として描く本作。その重厚なストーリーに華を与えているのが、優美な衣装の数々だ。今回解禁されたのは、クリステン演じるダイアナがファッショナブルな衣装をまとった姿を切り取った写真と、シャネルが全面協力した衣装の制作過程を捉えた写真。

 衣装を手掛けたのは、これまで『アンナ・カレーニナ』と『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』で2度のアカデミー賞を獲得し、映画ファンの中でも人気の高いデザイナー、ジャクリーン・デュラン。

 本作のオファーを受けてまずデュランが取り掛かったことは普段通りのリサーチだったが、「参考写真が多すぎる」という興味深い難題にぶつかったという。「ダイアナほど写真を撮られた人物を私は他に知りません。リサーチをすればするだけ永遠に写真が出てきました。それもすべて違う写真なのです」と、いかにダイアナがマスコミに狙われていたかを痛感したと振り返る。

 そんなリサーチの中で、デュランはダイアナファッションの最大の特徴が“色の使い方”であることに気付く。「ダイアナはほぼ全ての色を服装に取り入れていて、避けていた色がほとんどなく、中でもとても明るい色の服を着ることが多かったようです。王室の女性は公の場で見られることが多いため、明るい色を着なければならないといわれていますから、おそらくダイアナもそういう考えが頭にあったのかもしれません。もしそれが本当に彼女の目的だったとしたら、彼女は非常に巧妙にそれを成し遂げ、さらに一段上のレベルを行っていました」と、ダイアナのファッションセンスの高さを評価。

 さらに「ダイアナは常に彼女の周りを囲むものより一段明るい色を身に纏っていました。壁がダークレッドであれば、明るい赤を着ていたでしょう。王室のメンバーたちがグリーンを着ていたら、それより明るいフォレストグリーンを着ていたでしょう。彼女は常に周りより一段階明るい色を選び、彼女なりに自己主張していたのです」と分析する。

 ファッション・アイコンとしても知られる主演のクリステンは、本作の衣装をとても気に入り、撮影終了後には何点か持ち帰ったという。中でもお気に入りなのは、重要なシーンで着用する白のイブニングドレス。クリステンがアンバサダーを務めるシャネルが全面協力し、一から作り上げたものだ。制作過程を捉えた写真には、そのドレスが繊細な手仕事によって作られる様子を収めている。

 このドレスについて、クリステンは「ダイアナがクリスマスの晩に感情を露わにするシーンでこのドレスが登場するのですが、この映画の象徴のように感じています。ダイアナはこのドレスを着て、最もカタルシスで開放的な瞬間を味わうのです」と解説している。

 本作にはさらに、ダイアナが愛したと言われるパールのネックレスも重要なキーアイテムとして登場。彼女のトレードマークにもなっているファッションアイテムの巧みな使い方も、本編で要注目だ。

 映画『スペンサー ダイアナの決意』は、10月14日より全国公開。

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