横浜流星、清原果耶をリスペクト「芯があって、すさまじい集中力を持っている」
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俳優の横浜流星が27日、都内で行われた映画『線は、僕を描く』完成報告会に共演の清原果耶、細田佳央太、江口洋介、三浦友和、小泉徳宏監督と共に出席。横浜が3年ぶりの共演となる清原の印象を語った。
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本作は、2020年「本屋大賞」3位、2019年TBS『王様のブランチ』BOOK大賞を受賞した同名の青春芸術小説(砥上裕將著/講談社文庫)を実写映画化。横浜がとあるきっかけで水墨画を学ぶことになり、その世界に魅了されていく主人公・青山霜介を演じる。
水墨画と向き合った感想を聞かれると横浜は「墨と水と筆と紙だけで、こんなにも美しい絵が広がることに感銘を受けました」とコメント。続けて「実際にやってみて、自然や自分と向き合うことができるので、すごく大事な時間でした。水墨画を通して自分も大事なことに気づけたので、本当に幸せな時間でした」としみじみ振り返った。江口は横浜に関して「すごくストイック」だと明かし「水墨画にどっぷり浸かってました」と称賛した。
横浜と清原は3年振りの共演。横浜は清原について「歳は下ですけど、役者としてリスペクトしています」と告白。「芯があって、すさまじい集中力を持っている。頼もしいというか、信頼のおける方です」と言い「3年前に共演させてもらったんですけど、また心が大きくなって、たくましくなって成長された彼女を見て刺激をたくさんもらいました」と語った。
一方、清原も「数年ぶりにご一緒させていただいたんですけど、この数年でたくさんの経験を積まれて、あの頃より背中が何倍も大きく見えました」と横浜の変化を明かす。清原が「現場を引っ張っていく感じとか、すごかったです」と続けると、横浜は「ありがとうございます」と頭を下げた。
三浦は「原作と脚本を読んで、霜介が流星くんと聞いたときは『ちょっと違うかもな』と正直思ったんですね」と言い「(横浜は)都会的な感じがするのと、二枚目すぎるのと、ナルシズムを楽しんでるんじゃないかという印象があった」と告白。しかし、横浜に会ってそれは偏見だったと気づいたと明かし「現場にコンビニの小さい袋を下げてくる。その中に台本とか携帯とかが入っててね。毎日それで来るから『バッグないの?』って(笑)。その様子が霜介だなって。偏見を持っていて失礼したなと思っています。素晴らしい俳優であり、男であるなと本当に思いました」と正直に語った。横浜は「その偏見をくつがえせてよかったです」と胸を撫で下ろしていた。
映画『線は、僕を描く』は、10月21日より全国公開。