肉屋夫婦がヴィーガン狩り! 仏発ブラックコメディ『ヴィーガンズ・ハム』予告解禁
来月開催の「シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション2022」にて公開される、フランス発の肉食コメディ『ヴィーガンズ・ハム』より、きょう29日の<肉の日>に予告篇が解禁された。
【動画】『ヴィ―ガンズ・ハム』予告篇
本作は、コメディアン出身のファブリス・エブエが監督と主演を兼ねたブラックコメディ。主人公のヴァンサンとソフィーは結婚30年。すっかり倦怠期に陥り、家業である肉屋の経営も厳しい。そんななか、店がヴィーガンの活動家たちに荒らされ、ますます窮地に追いやられる。
お先真っ暗と思えた矢先、2人は襲撃犯の1人と遭遇し、殺してしまう。死体処理に困ったヴァンサンはハムに加工するが、そのことを知らないソフィーが店頭に出すと図らずも人気商品になり…。
解禁された予告篇は、ヴァンサンとソフィーが営む肉屋のシーンから始まる。彼らは娘のクロエとその恋人リュカに食事を振る舞うが、クロエはリュカの影響を受けてヴィーガンになっている。ヴァンサンとソフィーは、ワインやキノコにも細かい注文をつけるリュカに困惑し、次第に苛立ちをつのらせていく。ユーモラスながら今後の不穏な展開を予感させる映像だ。
先日、人喰いツイッタラーの「人間食べ食べカエル」がツイッターにて本作を取り上げたところ、リツイート2.3万、いいね9.2万と、大変な反響を呼んだ。改めて本作を鑑賞した「人間食べ食べカエル」からのコメントも到着した。
映画『ヴィーガンズ・ハム』は、10月21日より開催の「シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション2022」にて公開。
<人喰いツイッタラー 人間食べ食べカエルコメント>
肉屋夫婦が、店を破壊する過激派ヴィーガンをたまたま殺ってしまったけど、その肉を食べたら超美味い! しかもそれを商品として出したら商売繁盛で一石二鳥!! ……こんな映画を作っちゃって良いんですか?? ドス黒いにも程があるジョークをポップな味付けで描いた独特のノリがクセになる。お隣さんもライバルも警察官もみんな人肉の虜! こんなにも美味しそうなカニバリズムは見たことがない。美味しければ売れる。たとえそれがどんな調達方法であったとしても。その裏側には目もくれず、ただただ消費する現代社会に向けた、高度な風刺なのかもしれませんね。……と一瞬思ったけど、そこまで考えては無いかも。とにかく、楽しい人狩りエンジョイライフを堪能しよう!