次のボンドは30代 『007』プロデューサーが若返り説を否定
昨年公開された『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』でダニエル・クレイグがジェームズ・ボンド役を卒業し、次のボンド候補に注目が集まっている。これまで、ボンドの若返りを図るのではないかとみられてきたが、プロデューサーがこれを否定した。
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『007』シリーズ公開60周年記念イベントが英国映画協会で開催され、バーバラ・ブロッコリと共に長年同シリーズのプロデューサーを務めるマイケル・G・ウィルソンが、Deadlineの取材に応じ明かしたもの。まだキャスティングは始めていないとしつつ、温めているボンド像について語った。
「過去に若手を探していたこともありました。しかし、イメージしてみると上手くいきませんでした」「ボンドがすでにベテランであることを思いだしてください。彼には経験があります。いわば戦争を経験した人物です。おそらくSAS(陸軍特殊空挺部隊)か何かに所属していたんです」。
さらに、「ハイスクールを卒業したての若者を起用して始めることはできません。ですので30代が適任でしょう」と、より具体的な条件を語った。
これまで次のボンド候補には、50歳のイドリス・エルバや45歳のトム・ハーディから、26歳のトム・ホランドまで、あらゆる年齢層の俳優が挙がっては消えてきた。特にイドリスを望むファンの声は大きいが、今回の発言で候補の幅が大分狭まることになる。しかし、ダニエル・クレイグの起用の経緯を鑑みると、これまで注目されていない、意外な人選が行われる可能性もある。