北村有起哉主演、型破りな私立探偵が裏社会を駆けずり回る 映画『終末の探偵』予告編
俳優の北村有起哉が私立探偵役で主演を務めるハードボイルド映画『終末の探偵』より、予告編と場面写真7点が解禁された。
【動画】松田優作『探偵物語』へのオマージュも 『終末の探偵』予告編
借金を抱え、酒やギャンブルの悪癖を引きずる半面、情にはもろく、弱きを助け、強きをくじくまっすぐな気性の持ち主。そんな連城新次郎という新たなアウトロー探偵のキャラクターを生み出した本作は、ハードボイルド・ジャンルの伝統的な醍醐味を現代に甦らせたクライム・エンターテインメントだ。
解禁された予告編は、主人公のしがない私立探偵・連城新次郎が、事務所代わりにしている喫茶店「KENT」にやってくる映像からスタートする。続いて「KENT」の店看板の下隅っこに貼られている「連城探偵社 連城新次郎」という小さな張り紙のクローズアップ。これは松田優作主演のTVドラマ『探偵物語』のオープニングをオマージュしたものだ。また、予告編でも使用されている本作のメインテーマは、『探偵物語』のOPテーマ「Bad City」を意識したアップテンポな楽曲となっている。
新次郎が探偵業を営んでいる街は、中国人が多く流入し、中国系の新興マフィア、バレットが急速に勢力を拡大させていた。暴力団対策法の影響で苦境に立たされている笠原組はバレットと対立しており、新次郎は顔なじみの笠原組幹部・恭平から、面倒な仕事を押し付けられる。さらに時同じくして、フィリピン人の両親を強制送還させられた過去を持つミチコから、謎の失踪を遂げた親友のクルド人女性の捜索を依頼される。
ヤクザと中国系マフィアの抗争、謎の失踪を遂げたクルド人女性……2つの事件の陰で蠢く、ドス黒い野望に巻き込まれていく新次郎。この街を愛し、この街の人々を助けるため、新次郎は裏社会を必死に駆けずり回る。果たして、一触即発の危機を切り抜けることができるのか?
映画『終末の探偵』は12月16日よりシネマート新宿ほかで公開。