SKE48、“966日ぶり”に声出し可能公演 須田亜香里、大号泣で「転んじゃった」
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アイドルグループ・SKE48が、18日、名古屋・栄のSKE48劇場で、声出し可能な公演を試験的に実施。同劇場でコール禁止が解除されたのは、2020年2月25日以来、966日ぶりとなる。
【写真】“966日ぶり”の声援に笑顔でパフォーマンスする須田亜香里
この日は、将来的な声出し解禁に向けて、政府、地方自治体における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドラインに沿って声出し可能の公演として試験的実施されたもの。
入場数を定員50%未満とした上で、前後左右1席空け、立見エリアは1mの間隔を確保し、ステージと客席は2mの間隔を確保。劇場内の扉を開けた換気を行い、公演中にも換気の時間を設けた。さらに、来場者は不織布マスクの着用し、接種証明もしくは入場3日前以内に採取された検体を用いたPCR検査等の結果証明の提出などを感染予防対策を徹底した。
公演では、影アナウンスが終わり、「overture」が流れると、劇場の収容人数が通常の半分未満ということもあり、久しぶりの声出しに戸惑いを見せることもなく、声出し禁止となるる前と変わらない大きなコールが響き渡たる。
この日の「手をつなぎながら」公演は「僕らの風」でスタート。幕が開くと「overture」を聞いて幕の中、嬉しさのあまり泣いていたのであろうメンバーの姿も。
「マンゴーNo.2」、「手をつなぎながら」、「チャイムは LOVE SONG」と続けて披露され、メンバーからは満面の笑みが溢れた。11月1日に卒業公演を控える須田亜香里は、「『overture』でみんなの声が聞こえてきて大号泣してたら1曲目始まった瞬間に転んじゃった」と笑わせ、大谷悠妃は「朝から声出しの練習をしてきました!私に負けないくらい声出してください」と煽り、会場は盛り上がりをみせた。
ユニット曲が5曲連続で披露されると、その後のMCでは「Glory day」でセンターを務めた上村亜柚香が「ずっと夢だった、“あー亜柚香がかわいい”が聞けて本当に幸せでした」と感謝。「大好き」で本編を終えると、客席から大きなアンコールの声が響いた。
アンコールでは「ロープの友情」、「火曜日の夜、水曜日の朝」を披露。モニターにはコールが禁止されてからのSKE48の軌跡映像が流れ、声出しを心待ちにしてたファンからは涙を拭う姿も。
締めには青木詩織が「今日皆さんのいつもの素敵な笑顔と約2年半振りの声が聞けて、この声が聞きたかったんだなと思いました」と感慨深く話し、「いつどこにいても応援してくださる皆様に届くように気持ちを込めてこの曲を歌います」と「遠くにいても」を最後に披露し、公演は幕を閉じた。