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田舎町から都会に出てきて心から開放されるふたりの一夜 『恋人はアンバー』特別映像公開

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映画『恋人はアンバー』場面写真
映画『恋人はアンバー』場面写真(C)Atomic 80 Productions Limited/Wrong Men North 2020, All rights reserved.

 同性に恋する高校生の男女が“ニセモノの恋人”を演じる姿をチャーミングに描いたアイルランド映画『恋人はアンバー』より、特別予告2種と場面写真が解禁された。

【動画】『恋人はアンバー』特別映像 設定編

 本作は1995年、同性愛が違法でなくなってから2年後のアイルランドが舞台。同性愛者への差別や偏見が根強く残る田舎町で、自身がゲイであることを受け入れられない高校生・エディと、レズビアンであることを隠しているクラスメイトのアンバー。家族や同級生にセクシュアリティを悟られないように平穏に卒業を迎えるため、2人は“ニセモノの恋人”を演じることに。性格も趣味も全く違う2人だったが、ぶつかり合いながらも、悩みや夢、秘密を打ち明けるうちに、唯一ありのままの自分をさらけ出せる、かけがえのない存在になっていく。しかし、一緒に訪れた都会・ダブリンで、特別な出会いを果たし、あたらしい世界に触れた2人は、“理想的”だったこの関係にも終わりが近づいていることに気づいてしまい…。

 今回解禁されたのは、「海外評編」「設定編」と題した特別予告2種と場面写真。「海外評編」は、「Rotten Tomatoes 94% fresh!」のほか、「第17回アイリッシュ映画&テレビ賞8部門ノミネート2部門受賞」「第32回ニューヨークLGBTQ映画祭『NewFest』特別賞受賞」「第28回カメリメージ映画祭最優秀監督デビュー賞ノミネート」など、本作が獲得した各国の映画祭の賞を紹介するところからスタート。

 そして、男性に恋するエディと女性を愛するアンバーが期間限定のカップルとなり、お互いかけがえのない存在へと変化していく様子が描かれる。「今のままでいい」と言うエディに、「他人なんて関係ない。アンタの人生よ」と力強く言い放つアンバー。そんな2人を映し出した映像に、「先入観を打ち砕く、晴れやかな感動ストーリー! 」(SLANT magazine)、「ひねりがきいたユニークな青春映画!」(AMFM Magazine)、「2人のクィア高校生の友情が本当に愛らしい!」(The Hollywood Reporter)、「優しくてほろ苦い2人の関係を応援したくなる!」(Variety)など、本作に寄せられたメディアの絶賛コメントが重なっていく。

 本作の舞台となるアイルランドは、国民のほとんどがカトリック教徒。そのため、結婚、離婚、妊娠、中絶に対する考え方は今もかなり保守的だ。1993年まで同性愛は“犯罪”で、1995年まで離婚が禁止されていた。もう1本の特別予告「設定編」は、本作の舞台がまさにその1995年で、「2年前まで、同性愛は違法だった」という衝撃の事実を告げるところから始まる。続いて、自身がゲイであることを受け入れられないエディと、レズビアンであることを隠しているアンバーがそれぞれ葛藤する姿などが映し出されていく。果たしてふたりは、最後にどのような決断をするのか。

 場面写真は7点。エディが圧倒的なドラァグクイーンに魅せられる姿、アンバーが運命の女性・サラと出会うシーンのほか、ふたりの未来に大きな影響を与えた都会・ダブリンの夜を切り取った場面などを収めている。

 映画『恋人はアンバー』は11月3日より全国公開。

映画『恋人はアンバー』特別映像 設定編
映画『恋人はアンバー』特別映像 海外評編

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