「東宝シンデレラ」グランプリは埼玉出身10歳・白山乃愛さん 憧れは長澤まさみ
「東宝シンデレラ」オーディション2022グランプリ発表会が6日、都内にて開催。埼玉出身の10歳・白山乃愛さんがグランプリに輝いた。
【写真】プレゼンターの上白石萌歌からトロフィーを受け取るグランプリ・白山乃愛さん
1984年に東宝創立50周年記念イベントとして始まった「東宝シンデレラ」オーディションは、これまで、初代シンデレラに沢口靖子、5代目に長澤まさみ、7代目に上白石萌歌、8代目に福本莉子など、第一線で活躍する女優を数多く輩出。
東宝創立90周年プロジェクトとして6年ぶりに開催され、この日、ファイナリストの安保心結さん、今濵夕輝乃さん、岡本弥歩さん、白山さん、西川愛莉さん、原寧々さん、平野莉亜菜さん、藤本もあ菜さん、三宅りむさん、山戸穂乃菜さんが登壇した。
大阪出身で14歳の山戸さんは俳優部門でエントリーしたが、審査の過程で歌唱、ダンスの実力を評価されたことから、ミュージカル賞を受賞。プレゼンターとして登壇した上白石萌音からトロフィーを受け取り、「ミュージカル賞を獲れたというのは本当に信じられない」と驚きを口にし、今後については「できないこともいっぱいあると思いますが、足を引っ張らないように精一杯頑張りたいと思います」と意気込んだ。
大阪出身の12歳である西川さんは「私は笑顔溢れる女優さんになって、たくさんの人に夢や希望を与えられる存在になりたいです」とコメント。書道が得意で、有段者でもあるというが具体的に何段かと問われると「忘れました(笑)」と恥ずかしそうにはにかんだ。
審査員特別賞を受賞すると、プレゼンターの浜辺美波からトロフィーを受け取り「本当に全然実感が湧かなくって」と声を詰まらせる。「本当にこんな大きな賞をいただいて嬉しいです」としみじみと語り、喜びを伝えたい相手を聞かれると「お姉ちゃんに伝えたいです」と回答。「応援してくれたので、一番に伝えたいなって思います」と目に涙を溜めた。
白山さんは賞の発表前に「私は見ている人にドキドキワクワクしてもらえるような女優さんになるのが夢です」とあいさつ。多くの報道陣を前に「少し緊張するけど、楽しさの方がいっぱいです」と笑顔を見せた。
見事グランプリに輝き、プレゼンターの上白石萌歌からトロフィー、マント、そしてティアラを贈呈されると「思っていないことが起きたので、びっくりしています」と涙。嬉し泣きの経験はあるかという質問に「ありました」と答え、それはどんな時だったかと重ねて問われると「萌音ちゃんが来てくれて、それでちょっと泣いちゃって、それ以来です」と、この日、上白石萌音が登壇したタイミングで実は泣いていたことを明かした。
また、シンデレラの靴の形をしたトロフィーの感触を尋ねられると「感触ってなんですか」と泣きながらも10歳らしい質問で会場を和ませる。さらに会場の両親に「お母さんやお父さんがいなかったら私は生まれていなかったし、生んでくれてありがとう」と感謝した。
さらに憧れの女優には長澤まさみの名前を挙げ、どういうところが好きかと聞かれると「演技が上手いし、もう全部です!」と元気に答えていた。