“シャン・チー”シム・リウ、飢餓と闘う団体に1400万円寄付 貧乏だった子ども時代を振り返る
マーベル映画『シャン・チー/テン・リングスの伝説』のシム・リウが、飢餓撲滅に取り組むアメリカ最大の慈善団体「Feeding America」に10万ドル(約1400万円)を寄付。貧乏だった子ども時代を明かした。
【写真】大人になり“ヒーロー”になったシム・リウ
米ロサンゼルスのシティ・マーケット・ソーシャル・ハウスにて、「Feeding America」の資金集めのためのBoxLunchホリデー・ガラが開催され、シムが同団体に10万ドルの寄付を表明した。
BoxLunchは、ポップカルチャーのアイテムを専門に扱う大手チェーンで、シムは同社の慈善大使を務める。Varietyによると、このガラで同社のトップが10万ドルの寄付を発表。するとシムは「このミッションには個人的な繋がりを感じます。パンデミックは、人種的マイノリティのコミュニティや家族に痛手を与えました」とコメントし、同額を寄付することを表明したという。
この発表の後、シムは同サイトに対し、「慈善大使の名に恥じないようにしたい。軽い気持ちで務まる任務ではないと感じています」とコメント。そして、貧困の中で育ったため、食べるものがないという不安は身近なものだったと告白した。
中国から移住したシムの家族は両親の奨学金を頼って暮らしていたといい、「スーパーマーケットでは、値引き商品だけを探しました。すべて腐りかけていました。ほかに節約の方法がなかったし、支えてくれるシステムもありませんでした」と振り返る。
『シャン・チー』やドラマ『Kim’s Convenience(原題)』に出演する前は、10万ドルも寄付する余裕はなかったとし、「素晴らしい特権を手に入れ、この数年、僕の人生はとても幸運で、すごく恵まれている。でも自分を見失ってはいない」。
「成功を享受することは素晴らしい。でも、それを還元して世界をより良くするために常に方法を探ることは、必要だし、責務でもあります。規模の大小に関わらず出来ることです」とコメントしたそうだ。