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生々しい音がリアル! 深海サバイバル・スリラー『ラスト・ブレス』イヤホン推奨の立体音響予告解禁

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映画『ラスト・ブレス』メイキング写真
映画『ラスト・ブレス』メイキング写真(C)LB 2023 Limited

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 ウディ・ハレルソンが出演する映画『ラスト・ブレス』より、バイノーラルミックスによって深海の生々しい音を360°再現した「“極限潜水”立体音響予告篇」が解禁された。

【動画】イヤホン推奨『ラスト・ブレス』“極限潜水”立体音響予告篇

 本作は、究極の悪夢というべきシチュエーションにひとり取り残されたダイバーの運命と、彼を救うべく極限の救出劇に挑む人々を描くサバイバル・スリラー。2012年に起こった潜水事故の信じがたい実話を、『ゼロ・グラビティ』を彷彿とさせると圧倒的な没入感と壮大なスケールで描き出していく。

 キャストには、オスカー常連の俳優ウディ・ハレルソンをはじめ、MCU新作への出演を控えるシム・リウ、イギリスの若手俳優フィン・コールが名を連ねる。監督は、これまでBBCやナショナルジオグラフィックで活躍してきたドキュメンタリー作家アレックス・パーキンソンが務める。

 このたび解禁となったのは、バイノーラルミックスによって深海の生々しい音を360°で再現した「“極限潜水”立体音響予告篇」。水深91メートルの暗く孤独な海底に、水音や呼吸音が生々しく響き渡る映像だ。

 飽和潜水士たちは、海底に張り巡らされたパイプラインや通信ケーブルの補修作業を行うため、この孤独な世界に身を投じる。彼らが潜る深さは、水深300メートルに達することもあり、そのあまりに過酷な状況から、飽和潜水士は“地球上で最も危険を伴う職業”と称されている。

 今回の立体音響予告篇では、そうした極限環境下での“音”が強調されることで、まるで飽和潜水士の一員となり、実際に暗闇の深海を潜っているかのような圧倒的な恐怖と臨場感を体感できる映像に仕上がっている。

 映像の制作を手がけた予告篇制作会社バカ・ザ・バッカのディレクター・岩崎伊津子氏は、「深海に吸い込まれたように感じるシーンを使いました。そして、命綱、海の底へ落ちていく感覚、呼吸、心臓音から飽和潜水士たちの緊張感を体感していただけると嬉しいです」とコメントしている。

 もともと音楽家を志していたというパーキンソン監督は、深海の描写と同じくらい“音”にも強いこだわりを持っていると、オフィシャルインタビューで語っている。音響に携わるスタッフも一流揃いで、作曲を担当したのは、ドキュメンタリー界の巨匠エロール・モリスの作品群や、SFゲーム『サイバーパンク2077』のサウンドトラックで知られるポール・レナード=モーガン。整音は、『教皇選挙』でサウンドデザインを手がけたベン・ベアードが担当している。ふたりは、ドキュメンタリー版『ラスト・ブレス』でもパーキンソン監督とタッグを組んでおり、音に対するこだわりは、すでに2019年の段階で共有されていたという。

 特に彼らがこだわったのは、潜水士たちの呼吸音と、クリスの命綱が切れるシーンだ。緊迫した状況下で、潜水士たちの呼吸が次第に荒くなり、そこに水を搔き分ける音も重なっていく。観客を不安にさせる様々な音が次々と重なっていき、「何かが起こる!」と感じたその瞬間、突然プツンと命綱が切れ、音も途絶える。

 そして、クリスが深海へと投げ出されると同時に、観客たちも映画館の中で静寂へと身を沈める体験をすることになる。“静寂”で深海の恐怖を表現するというアイデアは、音のプロフェッショナルたちのこだわりによって生み出されたのだ。

 映画『ラスト・ブレス』は、9月26日より全国公開。

※岩崎伊津子氏のコメント全文は以下の通り。

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<コメント全文>

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映画『ラスト・ブレス』“極限潜水”立体音響予告篇

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