磯山さやか、17年ぶり映画主演 『愛のこむらがえり』製作決定
磯山さやかと吉橋航也がダブル主演する映画『愛のこむらがえり』が、2023年初夏に全国公開されることが決まった。
【写真】磯山さやか17年ぶりの映画主演 『愛のこむらがえり』場面写真
東京・調布市をメイン舞台にした本作は、邦画界の片隅で生き、理想の映画を作ることに奔走する男女の悲喜こもごもを描くハートフルなライトコメディー。
主人公の佐藤香織役には、『まいっちんぐマチコ!ビギンズ』(2005年)以来17年ぶりの映画主演となる磯山。もう一人の主人公・田嶋浩平役を、劇団東京乾電池に所属する舞台俳優で本作が映画初主演となる吉橋が務める。
原作は、日本映画界で数々の賞を受賞した脚本家・加藤正人と安倍照雄のオリジナル作品。脚本は同じく加藤正人と安倍照雄と三嶋龍朗がトリプルタッグを組み執筆。監督は、生田斗真主演の映画『渇水』が近く公開される高橋正弥。撮影は既に終了している。
地方都市の市役所職員だった佐藤香織(磯山)は、地元映画祭で観た田嶋浩平(吉橋)の自主映画に大いに感動し、仕事を辞め上京した。その後、映画界の仕事に就いた香織は、撮影現場で浩平と再会する―。
磯山は「最初にお話をいただいた時には、ドッキリなのかと思ったくらい本当に驚きました。ですが、高橋監督から作品への熱い想いを聞かせていただき、この想いに応えたいという気持ちで演じさせていただきました。映画を作りたいという2人の物語ですが、実際撮影しながら、何度も台本を読みながら、一つの映画を作るのは大変な事でもあり、その分喜びが大きいのだなと感じました。作品の中でも沢山の方に支えてもらっていますが、撮影も共演者の皆様、スタッフの皆様に助けていただきました。なにより、素敵な方々と共演させていただき、とてもとても幸せな時間でした」とコメント。
吉橋は「初主演ということで撮影直前はプレッシャーに押し潰されそうになってたのですが、いざ撮影が始まって監督の『よーい』の声を聞いたとき、カメラの後ろで真剣な目でこちらを見ているスタッフさん達とカメラのこちら側で『スタート』の声を待つ磯山さんの顔がフッと目に飛び込んで来たんです。その途端、スッと憑き物が落ちたというか『あ、みんなで作っていくんだ。演劇とおんなじだ』と思えた。そこからはもう撮影が楽しくて。あっという間に撮影期間が過ぎちゃったという感覚です」と撮影を振り返った。
映画『愛のこむらがえり』は、2023年初夏全国公開。