ノラ猫250匹のお引越し大作戦『猫たちのアパートメント』、角田光代、坂本美雨ら著名人コメント到着
『子猫をお願い』のチョン・ジェウン監督最新作となるドキュメンタリー映画『猫たちのアパートメント』(12月23日公開)より、作家の角田光代、ミュージシャンの坂本美雨ら各界の猫好き・団地好きの面々からコメントが到着。併せて、イラストレーター・エッセイストの浅生ハルミンによるイラストビジュアルが解禁された。
【写真】お店の前でまったりする猫 『猫たちのアパートメント』場面写真
本作は、団地に暮らす「地域猫」と人々の交流を、猫目線で温かく見つめるドキュメンタリー。解体が近づくソウル郊外のマンモス団地に暮らす250匹のノラ猫たちのお引っ越し大作戦を、四季を通じて2年半にわたって捉えている。
作家の角田は本作について、「動物を愛することは、人間を憎むことではない。ボランティアのひとりが語るこの言葉に、彼らの闘いのすべてがあらわれている。この闘いはまったき愛に基づいている」とコメント。
ミュージシャンの坂本美雨も「彼女たちは愛と自己犠牲に溺れないように、猫への冷静な視線を忘れずにいる。何のために猫を助けるのか、そもそも猫を助けるとはなにか。自分と向き合いながら、猫と向き合っている」とメッセージを寄せた。
漫画家のいがらしみきおは「人はなぜペットのためにここまで献身的になれるのか。牛や豚や鶏を好きなだけ食い、勝手に避妊手術させたりすることへの贖罪意識からだろうと思っていましたが、どうもそれを越えてますね、この映画は」と感想を語る。
同じく漫画家の今井哲也は「相手が何を考えているのか、何をすれば本当に相手のためになるのかわからないので必死で考え続ける。猫とつきあうことは人生そのものと同じだなと思いました。ネコチャンは人生」と自身の見解を語った。
この度発表されたイラストビジュアルは、『私は猫ストーカー』『猫の目散歩』などの猫に関する著作で知られるイラストレーター、エッセイストの浅生ハルミンによるもの。本作に登場する黒猫や、猫たちと共に団地に住むリスや鳥の姿を愛くるしく描き上げられている。
映画『猫たちのアパートメント』は、12月23日よりユーロスペース、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開。
※著名人らのコメント全文は以下の通り。