藤ヶ谷太輔が逃げて、逃げて、逃げまくる――『そして僕は途方に暮れる』主人公の逃避の軌跡をシーン写真で公開
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Kis‐My‐Ft2の藤ヶ谷太輔が主演を務める映画『そして僕は途方に暮れる』より、主人公の逃避の軌跡で登場する多彩な人々を切り取ったシーン写真が公開された。
【写真】恋人、親友、先輩、後輩、姉、母から逃げまくる 『そして僕は途方に暮れる』場面写真
本作は、2018年にシアターコクーンで上演されたオリジナルの舞台を、脚本・監督・三浦大輔×主演・藤ヶ谷太輔が再タッグを組み映画化。藤ヶ谷演じる主人公の平凡なフリーター・菅原裕一がほんのささいなことからあらゆる人間関係を断ち切っていく、人生を懸けた逃避劇を描く。
共演には、前田敦子、中尾明慶、豊川悦司、原田美枝子、香里奈、毎熊克哉、野村周平ら個性的なキャスト陣が集結。映画のエンディングでは、1984年に大ヒットを記録した大澤誉志幸の楽曲「そして僕は途方に暮れる」を大澤本人が本作のために新アレンジで歌唱したバージョンが流れ、物語の余韻をより深く心に刻む。
この度、ばつが悪くなるとすぐにその場を逃げ出してしまう主人公・菅原裕一(藤ヶ谷)が、あらゆる人間関係から逃げ続けたその“軌跡”で登場する人々を捉えたシーン写真を公開。
同棲して5年の恋人・里美(前田)に甘えて、気ままで気楽な生活を送っていた裕一。しかし些細なことをきっかけに、今後のことを話し合おうと迫られるはめに。「我慢できると思ったんだけどできないから言うね」と切り出す里美に、ばつが悪くなった裕一はとんでもない言い訳をしながらその場しのぎで荷物をまとめて家を飛び出してしまう。裕一の逃避が始まる“些細なきっかけ”とはなんだったのか。
その後、転がり込んだ親友・今井伸二(中尾)の部屋では、居候の身にも関わらず、我が家のようにくつろぎ、温厚な伸二までもキレさせる。「おかしくないか、人として!」と怒る伸二に対し、関係がこじれるのが面倒な裕一は、またもや荷物をまとめて逃げ出してしまう。
次に頼ったのは、バイト先の先輩・田村修(毎熊)。「真面目かよ!」とからかわれたり、気を遣う会話や酔って絡んできたりすることに嫌気がさし、田村が寝たすきにまたも逃亡…。
次に会ったのは、大学のサークルの後輩で映画の助監督をやっている加藤(野村)。彼に何とかしてもらおうとファミレスに呼び出すが、「先輩、次はどこ行くんすか?」と先に言われてしまい、つい見栄を張ってその場を後にしてしまう…。
そんな状況で、やむを得ず訪ねたのはそりの合わない姉・香(香里奈)のマンション。裕一は話を切り出そうとするが、裕一の日ごろの自堕落ぶりにうっぷんがたまっていた香は「いつまでそんなことしてんの。終わってんでしょ、普通に!」とダメっぷりをきっぱりと指摘。香の言葉に逆ギレした裕一は部屋をあとにし、故郷・北海道へと向かう。
裕一は、夜行バス、フェリーと乗り継ぎ、母・智子(原田)が1人暮らす苫小牧へ辿り着く。広い実家で寂しく暮らす母が不憫になり同居する考えを話すと、「…じゃあ、ちょっとこれ見てもらっていい?」と母からの想像を超えるリアクションが。さすがの裕一も思わずドン引きし、雪降る街へ飛び出し途方に暮れる。
すると、そこに現れたのはかつて家族から逃げていった父・浩二(豊川)。「俺の家に来るか?」。父の誘いに裕一はスマホの電源を切り、いっさいの人間関係を断ってしまう。裕一が逃げ続けた先に、待ち受けているものとは―。
人間誰しもが持つ「逃げ出したい」という心理や衝動を、実際に行動にうつしてしまった裕一。その場その場の彼の逃げっぷり、共感と反感が渦まく予測不能なストーリー、そして逃げ続けた先に待ち受けるまさかのクライマックスに注目だ。
映画『そして僕は途方に暮れる』は、2023年1月13日より全国公開。
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