清野菜名、4月新設・日曜22時のドラマ枠で主演 脚本・岡田惠和のオリジナル作
清野菜名が主演を務めるドラマ『日曜の夜ぐらいは…』が、ABCテレビ・テレビ朝日系にて4月から毎週日曜22時に放送されることが決まった。今春スタートするABCテレビ制作の新たな全国ネット連続ドラマ枠の第1弾。
【写真】主演・清野菜名の全身ショット
脚本家・岡田惠和のオリジナル作品となる本作は、「人生とは、家族とは、愛とは」をテーマにしたハートフルなドラマ。岡田とは初タッグとなる主演の清野は、本作では派手な身体表現を封印。やりたいことではなく、やらなければならないことで日常が埋まっていく暮らしに身を置き、抱えた屈託は心の奥底にしまい込んでいる、振り向けばそこにいそうな等身大の女性像と向き合う。
古ぼけた団地、郊外の借家、街中をむなしく走るタクシー。時代に取り残され、活気を失い、どことなくもの寂しさが漂うどこにでもある光景に、特筆すべき要素はない。だが、それぞれの窓の奥に目をこらせば、そこにはさまざまな事情を抱えた暮らしがあった。足の不自由な母との二人暮らしを支えるため、休みなくバイトを続ける娘、そして家族から縁を切られながらも、退屈な毎日に楽しみを求めてタクシー運転手を続ける女性、両親との縁が浅く借家暮らしを送りながら祖母と工場勤務を続ける孫娘…。離れた場所に住み、お互いの存在も知らない3人は、あるラジオ番組をきっかけに運命的な出会いを果たす。そして、お互いに戸惑いながらも心を通わせ始めた彼女たちにある“奇跡”が起き…漫然とした暮らしの中で行き詰まっていた3人の人生が、静かに動き出す…。
脚本の岡田は「日常という戦場で、誰に褒められるわけではないけど、しっかりと逃げずに踏ん張って戦い続ける女性たちの物語です。そんな女性たちに神様はちょっとしたプレゼントをしてくれます。だからきっと大丈夫。ささやかだけど、視聴者の皆さんと共に今を生きる活力になるような物語を、丁寧につむいでいきたいと思っています」とコメント。
主演の清野は役どころについて「演じる岸田サチは、身近にいそうな等身大の20代の女性です。平凡な毎日をただ生きていて、お金も趣味もなく、友達もいなくて、車イス生活をしている母と二人暮らしをしていますが、その中で、かけがえのない友情と出会い変化していく様子が描かれます。性格的には、自分の感情を表現することが苦手で、とても不器用な子。そうした部分を私自身が深く理解して、繊細に演じていけたらいいなと思っています。最近の出演作では日常とかけ離れた役が多く、リアルさを追求するような作品は久しぶりになるので、その点も楽しみにしています」と話す。
ドラマ『日曜の夜ぐらいは…』は、ABCテレビ・テレビ朝日系にて4月より毎週日曜22時放送。
※キャスト、スタッフのコメント全文は以下の通り。