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黒島結菜×井之脇海、岩松了作・演出舞台『カモメよ、そこから銀座は見えるか?』で共演

エンタメ

M&Oplaysプロデュース『カモメよ、そこから銀座は見えるか?』に出演する(上段左から)松雪泰子、黒島結菜、井之脇海、(下段左から)櫻井健人、青木柚、岩松了
M&Oplaysプロデュース『カモメよ、そこから銀座は見えるか?』に出演する(上段左から)松雪泰子、黒島結菜、井之脇海、(下段左から)櫻井健人、青木柚、岩松了

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 黒島結菜、井之脇海らが出演する劇作家・岩松了の新作舞台、M&Oplaysプロデュース『カモメよ、そこから銀座は見えるか?』が、6月に本多劇場にて上演されることが決定した。

【写真】黒島結菜、インタビュー撮り下ろしショット

 本作は、年の瀬の銀座を舞台に、肩を寄せ合って生きてきた兄妹が、かつて家庭を崩壊させた父の愛人と出会い、徐々に打ち解けてゆくさまを描く“赦し”の物語。

 銀座、そこはかつて海だった。その空には、鴎(かもめ)が飛び交っていたのかもしれない―。アキオとイズミは早くに両親を亡くし、二人寄り添うように生きてきた。今、アキオは銀座の広告代理店で働き、忙しい兄のためにイズミは手作りの弁当を職場に届けたりしている。イズミは兄が大好きで、いつまでも二人で一緒にいたいと思っていた。

 そんな時、イズミは銀座の街で、「のぼる」「とみ」と呼び合う、二人の若い浮浪者に出会う。この街に浮遊する彼らは何者?一方、アキオは銀座で、父親の愛人だった葉子に出会う。かつて二人の家庭を崩壊させた葉子に、アキオはだんだんと惹かれてゆく。そんなアキオを見ているイズミ。

 人の気配が消えた年の瀬の銀座に現れた二人の若い浮浪者、寄り添う兄と妹、彼らと対峙する美しい女性。それぞれのドラマが絡み合い、やがて兄と妹にもたらされる恩寵とは―。

 物語の主軸となる、両親を亡くしひっそりと暮らす兄妹の妹・イズミ役に黒島結菜。黒島が舞台に出演するのは、同じく岩松了が作・演出を手掛けた2017年の舞台『少女ミウ』以来6年ぶりとなる。父の愛人に惹かれてゆく兄・アキオ役に井之脇海。かつて父親の愛人だった女性・葉子役には松雪泰子。銀座の街にいる若い浮浪者・とみ役を青木柚、同じく若い浮浪者・のぼる役を櫻井健人が演じる。また、作・演出の岩松が、田宮という役柄で出演もしている。

 本作について、黒島は「岩松さんとは、またご一緒したいとお会いするたびに話をしていたので、6年ぶりに叶って嬉しい気持ちでいっぱいです」と出演を喜び、「今回は赦しの物語です。みなさんに感動を与えられるよう精一杯頑張りますのでよろしくお願い致します」と抱負を語っている。

 井之脇は「初めて岩松さんの舞台を観たのは『恋する妊婦』でした。それ以降も岩松さんの作品を観てきましたが、わからないことが多いのに感じることや伝わるものがたくさんあって、不思議な魅力のある世界だと感じていました。今回、そんな岩松さんの世界に存在できることが楽しみで仕方ありません。『わからない』からこそ、真っさらな状態で役にぶつかっていきたいと思います」とコメント。

 松雪は「岩松さんの美しい台詞を演じる喜びに溢れています。静かな中にある熱を、丁寧につみあげる。そんなあり方で臨みたいと思います」と意気込む。

 岩松は「おしゃれな銀座の街を舞台に二人の兄妹がかつて自分の家庭バラバラにした父親の愛人と出会い、当時は赦せなかったことが年を重ねることに徐々に打ち解けていく過程を描きます。銀座は都心ですが、実は海に近いんです。海の匂いを感じてもらえるよう『カモメ』をタイトルに入れました。公演は6月なので季節的には真逆になりますが、年の瀬を懐かしむように楽しんでもらえたらと思います」と語っている。

 M&Oplaysプロデュース『カモメよ、そこから銀座は見えるか?』は、東京・本多劇場にて6月3~25日上演。ほか、富山、大阪、新潟公演も予定。

※岩松了、黒島結菜、井之脇海、松雪泰子コメント全文は以下の通り

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