『機動戦士ガンダム サンダーボルト』原作・太田垣康男による“最怖”SFアクションサバイバル 予告編&場面写真解禁
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■太田垣康男
――影響を受けたSF作品について
モンスターパニックを描くに当たっては、このジャンルの金字塔であるジェームズ・キャメロン監督の『エイリアン2』はもちろん意識しました。
80年代SFホラーの大きな魅力だったスプラッター表現にも挑戦しています。展開に関しては主人公ジムから絶対に視点を逸らさない事に注力し、彼の見聞きした事だけで物語が進む事で視聴者が感情移入し易い様に構成しました。これは一人称視点のアクションRPGからの影響です。
――メカデザイン・河森氏について
河森氏のデザインワークの中では『クラッシャージョウ』の登場メカが私の中ではダントツに好きです。
影響を受けた、というよりも、氏の洗練されたメカデザインに常に敬服するばかりです。
――メカなどのデザインについて
合理的で現実感のあるメカデザインは私の得意技なので本作でもその方向性は堅持してます。
『機動戦士ガンダム サンダーボルト』ではサンダーボルト宙域という舞台から設定し、そこでどんな人間ドラマが展開すれば映えるか、という創作過程を踏みました。
本作でも惑星コールドフットという氷の惑星にあるシグ鉱山の舞台設定から構築し、どんな人間が生活しているかを想像する所から始めています。
作品にリアリティーを持たせる上でこの工程は欠かせません。
――クリーチャーデザインについて
最強の生物と呼ばれる微生物クマムシが凶暴な大型捕食獣で、しかも大群だったら、という発想からクリーチャーデザインを進めました。気を付けたのは生理的に不快と感じるデザインにしない事。
人間にとっては残酷なモンスターでも彼らも生物なので、愛嬌がありカワイイと思えるデザインにしようと心掛けました。
――視聴者に向けたメッセージ
SFモンスターパニックという題材ではありますが、『MAKE MY DAY』は主人公ジムの成長物語でもあります。過酷な状況からたった1人で這い上がる過程で、友情と愛情を知り、仲間を増やし、責任を背負う力を付け、家族のような絆を結んでいきます。
ファンの皆さんにはジムの生き様に共感して貰えると嬉しいです。
誰かの為の『MAKE MY DAY』を作れる人になろうよ、というのが本作のテーマです。
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