『アントマン&ワスプ:クアントマニア』ポール・ラッドが力説するアントマンの“一番の魅力”
マーベル・スタジオ最新作『アントマン&ワスプ:クアントマニア』が2月17日に劇場公開される。アントマンはスーツを着用することでサイズを自由に変えることができる、アベンジャーズの“最小ヒーロー”。ユニークな人間性やコミカルな戦い方など人気要素はたくさんあるが、演じているポール・ラッドは「並外れたところが一切ないところ」と話し、“普通すぎるところ”が一番の魅力であることを力説する。
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人体実験によって史上最強の兵士へと生まれ変わったキャプテン・アメリカや、雷のパワーを操る破天荒な神・ソー、怪力のモンスターに変身できるハルク、最強の魔術師ドクター・ストレンジなど、自らの特殊な能力を武器に活躍する面々が多いアベンジャーズ。その他にも、天才的な頭脳の持ち主で自ら開発したスーツを着用し戦うアイアンマンや、万能な戦闘スキルとタフな精神を持ったブラック・ウィドウなどは、特殊な能力がなくとも“ヒーローとしての素質”を持ち合わせている。
そんな中、アントマンは、縮小技術が備わったアントマン・スーツを偶然発見し、ひょんなことからヒーローとして活動することになった“普通の男”。スーツを着用しない限りは超人的な身体能力があるわけでもない、どこにでもいるような一人の父親だ。
しかし、ファンからはそんな“普通”なところが愛されており、ポールは「アントマンの一番の魅力は、スコットに並外れたところが一切ないところなんだ。本物のスーパー能力を持ち合わせているわけではない…雷神でもないし、緑の肌の怪力でもないし、空を飛べるわけでもない。単に直観的で頭の回転が速いだけの男さ。英雄的なことなんてやりたくないのに、それを強いられる普通の男を演じるのは本当に楽しいよ」と、アントマンの魅力を断言する。
そんなアベンジャーズいち“普通”なヒーローアントマンが、宿敵・サノスをも超えるとうわさされているマーベル史上最凶の敵・カーンに家族とともに立ち向かう本作。まな娘のキャシーを人質に取られてしまったアントマンは、“娘を救うには世界を犠牲にせざるを得ない”という究極の選択を迫られることに。前作に続き監督を務めるペイトン・リードは「多くの人々がアントマンはアベンジャーズの“最弱”ヒーローだと考えているでしょう…『この男に一体なにができるんだ? 小さくなることと、アリと話すことだけじゃないか』とね。そんな男を最凶の存在であるカーンに対峙させる…この発想はとてもエキサイティングじゃないかと私たちは思ったのです」と、アベンジャーズの中でも“普通”なヒーローが“最凶の敵”に挑む本作の醍醐味を語っている。
映画『アントマン&ワスプ:クアントマニア』は、2月17日より全国公開。