諏訪部順一＆沢城みゆき、『別れる決心』吹き替え決定 惹かれ合う刑事と容疑者を演じる
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パク・チャヌク監督の6年ぶりの最新作となる映画『別れる決心』の日本語吹き替え版が制作され、諏訪部順一、沢城みゆきが主人公を演じることが発表された。併せて、諏訪部と沢城による吹き替え版の本編映像が初解禁となった。
【動画】諏訪部順一＆沢城みゆきの吹き替えを収めた『別れる決心』本編映像
本作は、刑事と容疑者が引かれ合うサスペンスロマンス。男が山頂から転落死した事件を追う刑事ヘジュン（パク・ヘイル）と、被害者の妻ソレ（タン・ウェイ）は捜査中に出会った。取り調べが進む中で、お互いの視線は交差し、それぞれの胸に言葉にならない感情が湧き上がってくる。いつしかヘジュンはソレに引かれ、彼女もまたへジュンに特別な思いを抱き始める。やがて捜査の糸口が見つかり、事件は解決したかに思えた。しかし、それは相手への想いと疑惑が渦巻く“愛の迷路”の始まりだった…。
韓国の“アカデミー賞”とも称される、最も権威ある映画祭、青龍賞で最優秀作品賞・監督賞をはじめ7冠を獲得、大鐘賞でも作品賞、脚本賞、主演男優賞の3冠を獲得。ほかにも韓国映画制作家協会賞では作品賞・脚本賞をはじめ6冠、韓国映画評論家賞では最優秀作品賞・監督賞・作家賞・主演女優賞など6冠獲得など韓国国内の映画賞を軒並み受賞。その勢いは国内にとどまらず、米「ニューヨーク・タイムズ」紙や「ローリングストーン」誌、「インディ・ワイヤー」誌などが選ぶ2022年の映画ベスト10にも選出された。
日本語吹き替え版で、刑事ヘジュン（パク・ヘイル）を演じるのは諏訪部順一。犯罪者を捕まえることに真剣に取り組む刑事でありながら、いつしか事件の容疑者ソレに引かれてしまう刑事ヘジュンを、渋い声と、繊細な演技で演じる。
ヘジュンと引かれ合う容疑者ソレ（タン・ウェイ）を演じるのは沢城みゆき。謎めいた女性でありながら、ヘジュンの特別な思いに気付き、自らもどんどん引かれていくヒロインの姿を、時に妖しく、時にかわいらしく演じる。
解禁となった吹き替え版本編映像は、二人の出会いのシーン。ヘジュンがソレの夫の事故死について調査を開始し、ソレに夫の死因を説明しようとする場面だ。中国出身で韓国語が苦手なソレは、夫が死んだというのに驚く様子もなく、謎の笑みを浮かべる。この後ヘジュンは不審に思い、ソレの監視を開始することになるが、どんどん彼女に引かれていく…。ヘジュンの真面目な刑事像、ソレの謎めいたキャラクター、刑事と容疑者として出会った緊迫感が、諏訪部、沢城の吹き替えで、次なる展開を期待させる映像となっている。
諏訪部は「今作で日本語吹替を担当させていただいたチャン・ヘジュンは優秀な刑事です。捜査に取り組む真摯な姿勢は、時に周りから度が過ぎると思われるほど。そんな彼の心の機微を、パク・ヘイルさんが抑制を効かせつつも、メリハリのある演技で表現されています。私もアクセルよりはブレーキ主体でコントロールしながら演じました」とコメント。
沢城は「とても言語化できない、とてもまとめきれない…！ 初見の鑑賞後。嗚呼でも鑑賞するって、″理解する″ってことじゃなくてよかったんだよなと、随分左脳優位になっていたことにも、はたと気付かされました。静かに静かに皮下吸収されて忘れることのできない、体の中に居座り続ける映画に。タン・ウェイ（正確にはソン・ソレ）の色香に一度酩酊してしまうと、どうも他の香りが…物足りなく感じてしまう気もしてきていて、これは地味に非常事態かもしれません」としている。
映画『別れる決心』は、2月17日より全国公開。
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