ミシェル・ヨー、『エブエブ』出演前に周りから引退を勧められた
映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』で今年の賞レースを賑わせ、アカデミー賞主演女優賞にノミネートされたミシェル・ヨー。本作に出演する前、周りから引退を勧められていたと明かした。
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Varietyによると、ミシェルがLos Angeles Timesのポッドキャスト『The Envelope(原題)』に出演し述べたものだそう。「年を取ると、与えられる役は小さくなる。年齢が上がるほど需要は小さくなり、どんどん脇に格下げになるみたい。だから『エブエブ』の話をもらったときは感激した。主役を張り、ストーリーを語れるということだから」。
続けてミシェルは、「年を取ると、引退するべきだ、こうしろ、ああしろと人から言われるようになる。だけど、ノー、私に指示しないで。自分の出来ることは自分で決める。わかった?」と述べたという。
本作でミシェルはゴールデン・グローブ賞主演女優賞を獲得し、初めてのオスカー候補にもなった。さらに本作はすでに世界で興収1億ドルを突破。新進気鋭の製作・配給スタジオ「A24」史上No.1ヒットを記録している。
これについて彼女は、「まず感じたのは、ついに私を観て、認めてくれたのね、ありがとう、という気持ちだった。私の能力を見せる機会をくれたことに感謝した。俳優には機会が必要。自分の能力を証明できる役が必要なのよ」とコメントしたという。
『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』は日本では3月3日より公開される。