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りんたろう監督14年ぶり新作『鼠小僧次郎吉』上映決定 キャラデザは大友克洋

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『山中貞雄に捧げる漫画映画「鼠小僧次郎吉」』場面写真
『山中貞雄に捧げる漫画映画「鼠小僧次郎吉」』場面写真(C)山中貞雄 / 「鼠小僧次郎吉」製作委員会

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 3月17日から22日まで開催される「第1回新潟国際アニメーション映画祭」より、りんたろう監督最新作『山中貞雄に捧げる漫画映画「鼠小僧次郎吉」』のワールドプレミア上映が決定し、場面写真が解禁された。りんたろう監督作としては実に14年ぶりの新作となる。

【写真】りんたろう監督作『銀河鉄道999』(ドルビーシネマ版)場面写真

 本作は、日本映画の黎明期にサイレントからトーキー初期にかけて活躍し、その後28歳の若さで夭折した天才映画監督・山中貞雄が生前に遺した『鼠小僧次郎吉‐江戸の巻』を、『銀河鉄道999』『幻魔大戦』『メトロポリス』の監督を務めたりんたろうがサイレントアニメーション化。共同制作としてフランスを代表する「Miyu Productions」が参加する。

 キャラクターデザインは『童夢』『AKIRA』の大友克洋が参加。音楽にはサキソフォーン奏者、作曲家として活躍する本多俊之(『マルサの女』『メトロポリス』)、サイレントアニメーションに彩りを添える弁士役を『Dr.スランプ アラレちゃん』則巻アラレ役の声優・小山茉美が務める。

 江戸八百八町が夜の闇に包まれると、屋根裏でガサゴソとする奴が現れる。大富豪から富をいただき貧しい庶民にばら撒く義賊、ご存じ鼠小僧次郎吉。夫に先立たれ、小さな我が子と辛い日々を送る町人お鈴。そんなお鈴を利用して鼠小僧の正体を暴こうとする梵字安五郎と長五郎。罪を憎んで人を憎まず、経験と勘で補物名人と謳われる岡っ引き勘右衛門。江戸の街を舞台に繰り広げられる、哀愁を誘う人間ドラマ。映画監督・山中貞雄はそんな夢を見ている…。

 りんたろう監督は、「ここに企画した短編アニメは山中貞雄脚本の『鼠小僧次郎吉 江戸の巻』を基に私たちチームが捧げる映画監督・山中貞雄へのささやかなオマージュです。戦地で書き残した日誌に『人情紙風船が山中貞雄の遺作ではチトサビシイ』と記した山中さんに私たちの作品を届けることができればチト嬉しいのです」とコメントしている。

 『山中貞雄に捧げる漫画映画「鼠小僧次郎吉」』は、新潟市民プラザにて3月20日10時より上映。「第1回新潟国際アニメーション映画祭」は、新潟日報メディアシップ、古町ルフル広場、新潟大学駅南キャンパスときめいとにて3月17日から3月22日まで開催。FORUM会場は開志専門職大学。

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■りんたろう監督 コメント全文

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