トム・ハンクスにハーバード大学名誉博士号 家族「これからは博士と呼ぶ」
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映画『フィラデルフィア』と『フォレスト・ガンプ／一期一会』でアカデミー賞主演男優賞を獲得したトム・ハンクスが、ハーバード大学の名誉博士号を授与された。家族は「これからは博士と呼びます」とコメントしている。
【写真】トム・ハンクス＆リタ・ウィルソンの息子トルーマン・ハンクス
Peopleによると、現地時間5月25日に行われた同大学の第372回卒業式で、トムがハーバード大学から芸術学の名誉博士号を授与されたそうだ。
トムは、23日に南フランスで開催されたカンヌ国際映画祭に出席し、ウェス・アンダーソン監督の『アステロイド・シティ』のプレミアイベントに登場。その後踵を返し、翌24日には米マサチューセッツ州に到着し、同じく名誉博士号を授与されたメンバーが集まる夕食会に参加。そして翌朝から行われた卒業式に出席した。
式典でトムは、ローレンス・バコウ学長から歴代の出演作にちなんで、「ウィルソンの親友（『キャスト・アウェイ』）、バズのバディ（「トイ・ストーリー」シリーズ、ライアンを救った人（『プライベート・ライアン』）と紹介され、『キャスト・アウェイ』にちなんで「ハーバード」と書かれたウィルソンのバレーボールを贈られたそうだ。
この名誉に、トムは卒業生に向かって30分近く熱く語り、スーパーヒーローになぞらえ彼らの持つ「スペシャルなパワー」を世界を変えるために使うようスピーチ。無関心を装わず、真実を見極め、そして「我々は皆人間である」ことを心に留めておくよう伝えたそうだ。
式典に出席した妻のリタ・ウィルソンは、「彼はすでに、わたしたちに博士と呼ぶよう頼んでいます」とコメント。息子で、トムの主演映画『オットーという男』で若き日のトムを演じたトルーマンは、「名誉博士号ですが、僕は博士と呼んでいます」と、父親のリクエストに応えるのがうれしいと話したそうだ。
