英ローレンス・オリヴィエ賞で舞台版『となりのトトロ』が最多6部門受賞
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英演劇賞の最高峰ローレンス・オリヴィエ賞授賞式が行われ、スタジオジブリのアニメ映画『となりのトトロ』を舞台化した『My Neighbour Totoro(原題)』が、最優秀作品賞、演出賞など最多の6部門を受賞。また、『欲望という名の電車』のポール・メスカルと『Prima Facie(原題)』のジョディ・カマーがそれぞれ主演男優賞、主演女優賞を獲得した。
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現地時間4月2日、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールにて、ローレンス・オリヴィエ賞の授賞式が開催された。
最優秀作品賞、演出賞など最多6部門を受賞した『My Neighbour Totoro』は、宮崎駿監督のアニメーション映画を基に、イギリスの名門演劇カンパニー、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー(RSC)が舞台化した作品。久石譲がエグゼクティブ・プロデューサーを務め、ロンドンのバービカン劇場にて上演された。日本からも、中野希美江が最優秀衣装デザイン賞に輝いた。
主演男優賞に輝いたのは、アイルランド出身で映画『aftersun/アフターサン』でアカデミ賞主演男優賞にも初候補入りを果たしたポール・メスカル。名作『欲望という名の電車』のリバイバル好演でスタンリー・コワルスキーを演じた。
主演女優賞は、ドラマ『キリング・イヴ/Killing Eve』でブレイクし、リドリー・スコット監督作『最後の決闘裁判』等に出演するジョディ・カマーが、新作舞台『Prima Facie(原題)』で見事獲得。
また、名優デレク・ジャコビが演劇界への貢献を称えられ、生涯功労賞を授与された。