鈴木京香、20年ぶりにフジ連ドラ主演! 7月期『この素晴らしき世界』で一人二役 共演に木村佳乃ら、主題歌は小田和正
鈴木京香が主演するドラマ『この素晴らしき世界』が、フジテレビ系にて7月期・木曜劇場枠(毎週木曜22時)で放送されることが決定した。鈴木は20年ぶりのフジテレビ連続ドラマ主演。共演には木村佳乃、沢村一樹、マキタスポーツが決定、主題歌は小田和正書き下ろしの「what's your message?」に決まった。小田がフジテレビ作品の主題歌を手掛けるのは、『それでも、生きてゆく』(2011)以来約12年ぶり。
【写真】木村佳乃、沢村一樹、マキタスポーツが共演! 『この素晴らしき世界』キャスト陣
本作は、平凡な生活を送る“主婦”が、ひょんなことから芸能界で活躍する“大女優”になりすましながら二重生活を強いられてしまう“なりすましコメディー”作品。完全オリジナルストーリーとなる本作で、鈴木は普段はスーパーマーケットでパートとして働く主婦と、大物女優という真逆な性格&生活を送る一人二役を演じる。
浜岡妙子(鈴木)52歳は年上の夫・浜岡陽一(マキタスポーツ)と息子のあきらと暮らす、どこにでもいる平凡な主婦。子育てとパートに追われながら、これといった趣味もなくただただ生きてきた。主婦業とパートをこなしながらも「お前は社会を知らない」と陽一とあきらからは低く見られる日々。そんな中、妙子はパート先や日常生活の中で誰かに尾けられているような、監視されているような、妙な視線を感じるように。陽一に相談するが、「意味なく不安になるのも更年期なんじゃ…」とまったく取り合ってもらえない。
視線を感じるようになってから2週間ほどたったある日、妙子の前に西條隼人と名乗る者が現れる。それは女優・若菜絹代の事務所関係者だった。西條は若菜が週刊誌のスキャンダルがきっかけで若菜が国外へ失踪してしまったことを伝え、その若菜の身代わりとしてスキャンダルの釈明会見に出席してほしいと妙子に頼む。というのも、妙子と若菜は顔だけでなく声までもがそっくりで、事務所関係者も認めるほどだったのだ。
突拍子もない内容に妙子は断るが、身代わりを務めることで得られる高額な報酬が頭から離れないのだった…。後日、西條らの説得と高額報酬につられて会見に出席することになった妙子。会見当日、若菜が所属するプロダクションの社長・比嘉莉湖(木村佳乃)と、若菜の夫・水田夏雄(沢村一樹)と出会い、いよいよ会見本番を迎えるのだが―。
ストーリー前半は“平凡な主婦が家族にも内緒で女優の替え玉を演じるドタバタ劇を描くコメディー、後半部分では芸能界や一般社会の不正や矛盾に立ち向かっていく社会派ドラマの様相を強めていく。家族から「社会を知らない」とさげすまれている主婦・妙子と、妙子がなりすまし生活をする原因となった女優・若菜。常識人で普通な主婦と、周囲から“悪魔のような女”と恐れられる大女優という180度違った鈴木の表情を楽しめる。
そして、主題歌は小田和正の「what's your message?」に。同曲は、本作のために書き下ろされた新曲で、本日より配信が開始される。
鈴木は約20年ぶりのフジテレビ連続ドラマ主演について、「もう20年もたつのですね。時が過ぎてゆく早さに驚いています。おかげさまでこれまでもすてきなドラマにたくさん参加させていただきました。連続ドラマの現場でどれほどのいい時間を過ごさせていただいてきたのかと、改めて感謝の気持ちが湧いてきます。今作は20年前といわず、35年前くらいの気持ちに戻って“この素晴らしきドラマ”を楽しみたいと思っています」とコメント。
木村は「以前もご一緒させていただいたことがございますが、今回は鈴木京香さんと2人のシーンがたくさんあり尊敬する先輩なので、とっても楽しみにしております!」と期待を口に。
沢村は「あれ? 木曜よる10時枠の出演っていつ以来だっけ…?と思い、調べたら鈴木京香さんとの初共演『彼女たちの結婚』、『白い巨塔』以来20年ぶりでした。京香さん、木村佳乃さんとは何度か結婚した仲なので、チームワークのいい作品をお届けできるのでは」と話す。
マキタスポーツは「鈴木京香さんとは夫婦役ということで一緒のシーンが多いので、どういった夫婦になるのか楽しみにしています」とコメント。
小田は「ドラマの主題歌を書くことになった。“コメディー”だと言う。楽しい曲がいいと言うことだろうか。しかし、気をつけなければいけない。コメディーにこそ強いメッセージが隠されている。台本を眺めつつ書いた。『what’s your message?』と言う曲になった」としている。
木曜劇場『この素晴らしき世界』は、フジテレビ系にて7月より毎週木曜22時放送。
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