劇場版「キントリ」記念 映画化でも大ヒットした刑事ドラマシリーズを振り返る
「踊る大捜査線」や「相棒」シリーズに次ぐ刑事ドラマシリーズからの映画化で今最も注目を集めるのが、「緊急取調室」シリーズ。可視化された特別取調室を舞台に、捜査一課の取り調べ専門チーム、緊急事案対応取調班(通称・キントリ)が、一筋縄ではいかない厄介な被疑者と“言葉の銃撃戦”を繰り広げながら、事件の裏に隠された「真実」を暴いていく人気シリーズだ。
満を持しての映画化にしてシリーズ完結となる劇場版では、主演・天海祐希をはじめ、田中哲司、でんでん、小日向文世、速水もこみち、鈴木浩介、塚地武雅、大倉孝二など、お馴染みのレギュラーメンバーが大集結。テレビシリーズでは数々の豪華ゲスト俳優を迎え、天海演じる主人公・真壁有希子らキントリチームが被疑者の心に隠された真実を暴き“マル裸”にしてきた。取り調べのスキルを駆使してチームワークで臨む被疑者との対話シーンはもちろん、何より真っ直ぐに事件と被疑者に向き合い解決に邁進する真壁の姿にハマるファンが続出した。
そして、劇場版「緊急取調室 THE FINAL」で真壁らキントリチームが取調室で対峙することとなるのは、なんと内閣総理大臣! 戦後初の40代の総理としてカリスマ性やリーダーシップ、的確な判断力を発揮し高支持率を得るリーダー長内(おさない)総理。日本列島を襲い各地に甚大な被害をもたらす災害が発生する中、官邸に「緊急災害対策本部」が設置されるが、長内はこの未曽有の非常事態の対策を図る重要な会議に、あろうことか10分遅れて到着する。日本列島を襲った台風が去り、各地の復旧が続く中、長内総理の前に突如現れた暴漢・森下による総理襲撃が発生し、拘束された被疑者・森下の取り調べのため「キントリ」メンバーが再集結することとなる。
市川猿之助演じる内閣総理大臣、そしてその総理を突如襲撃する佐々木蔵之介演じる暴漢、キントリの<最後>にして<最強>の敵として相手に不足なしの最終決戦に注目だ。
劇場版『緊急取調室 THE FINAL』は、6月16日より全国公開。