『鬼滅の刃』不死川兄弟の過酷な過去にネット涙「様々な形の兄弟関係で泣かせてくる」
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『テレビアニメ「鬼滅の刃」刀鍛冶の里編』(フジテレビ系/毎週日曜23時15分)第六話が5月14日に放送。不死川玄弥と兄・実弥の幼少期の悲劇が大きな話題を呼び、SNSでは「切なすぎる」「もう、号泣」といった悲嘆の声だけでなく、「不死川兄弟の過去は本当に竈門兄妹のifだよな…」「竈門兄妹だけじゃない。様々な形の兄弟関係で泣かせてくる」と、竈門兄妹と似ていながらも明暗の分かれる登場人物の兄弟関係を指摘する声も相次いだ。
【写真】「素敵過ぎる」ファン急増 不死川実弥の笑顔
不死川家の過去は、上弦の肆・半天狗が分裂した鬼の1体・哀絶の攻撃によって命の危険を感じた玄弥の回想シーンとして描かれた。それは父の暴力から子供たちを守りながら、寝る間もないほど働き詰めていた母・志津が鬼になってしまい、自らの手で子供たちを殺害。実弥が生き残った玄弥を守るため、母を殺す…といった悲惨な内容だった。玄弥は、その光景を見て実弥に「人殺し」と言ってしまったことを後悔する。
家族が鬼になってしまう、鬼に家族を殺される、という境遇は竈門兄妹とよく似ているが、大きく異なるのは家族同士で殺し合うという救いのなさ。2組の家族を分ける運命に、SNSでは「兄弟も母親も守れなかったことが、悲しずぎる」「不死川兄弟はいわば『義勇が助けに来てくれなかった場合の竈門兄妹』 もし何かが違えば、炭治郎は実弥と同じ境遇になっていた」「不死川兄弟の過去、ほぼほぼ竈門兄妹のifだから本当にキツい」と沈痛する視聴者が続出した。
『鬼滅の刃公式ファンブック 鬼殺隊見聞録』によると、玄弥は「思ったことは失礼なことでも言う性格」と記載。また、実弥も玄弥と同様に自分を良く見せようなどの打算が一切なく、「大切な人を守るためなら、自分が死んでも、嫌われても、悪者になって追放されても構わない」というタイプ。第六話は、これまで暴力的な一面が目立っていた不死川兄弟の心根が垣間見えるエピソードでもあった。
これに過去の柱合会議で禰豆子(※)を刺し、炭治郎に「善良な鬼と悪い鬼の区別もつかないなら 柱なんてやめてしまえ!!」と言われた実弥を追想し、「不死川兄弟の過去回想、柱合会議で実弥が禰豆子に攻撃的だった理由が分かりすぎるぐらいに分かってしまうので、本当につらい」「柱合会議で炭治郎に言われたセリフ。今思うとめっちゃ刺さってたんだろうな」などと心の内を慮る声が相次いだ。
原作にはないオリジナルのシーンで見せた過去の実弥と玄弥の笑顔に心を打たれた視聴者も多く、「実弥の笑顔がもう凄い素敵過ぎる…」「弟や読者も納得させる実弥の笑顔…」「かっての実弥の笑顔とそれとはかけ離れた現在の態度。愛しているからこそ突き放す。神バトルの裏に不死川兄弟の悲劇があり。竈門兄妹だけじゃない。様々な形の兄弟関係で泣かせてくるのが鬼滅の刃の醍醐味です」といった声や、「実弥のあの笑顔をアニメで見れるなんて…」「ずっと楽しみにしてた実弥は最高だったし、アニオリも可愛かったし、不死川兄弟好きがこれで増えて欲しい」「これ見て不死川兄弟好きにならないわけがないよね」といった原作ファンの投稿も多い。
また、不死川家の過去が描かれた第六話の放送日が母の日と重なったことも話題に。玄弥と実弥の母・志津を演じた柚木涼香の「ああああああ母の日に複雑な気持ち…!!」をはじめ、「母の日にこれは辛すぎるんよ」「母の日に母ちゃんがDVされ鬼化して子供を手に掛けて幼い風柱さんが介錯して弟から罵れるとか不死川兄弟重すぎる…」と悲観する声も多く、中には「ufotableによる母の日の悲劇 10年以上の時を経て鬼滅の刃で不死川兄弟のアニオリ回想として再び阿鼻叫喚を起こすのヤバすぎるぜ」と、『Fate/Zero』を連想する投稿もあった。
※「禰」の正式表記は「ネ+爾」