三谷幸喜、“盟友”市川猿之助に心痛メッセージ「彼は帰ってくるべきだし、僕らはずっと待っている」
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脚本家の三谷幸喜が20日放送の『情報7daysニュースキャスター』(TBS系/毎週土曜22時)に出演。親交が厚い歌舞伎俳優の市川猿之助に対する複雑な胸の内を語った。
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三谷はこれまで2回、歌舞伎の脚本・演出を手がけていて、いずれにも猿之助が出演。さらに三谷が脚本を務めた2022年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK総合)にも猿之助が出演するなど2人は“盟友”とも呼べる間柄。
そんな猿之助の騒動について、三谷はプライベートでの付き合いはほとんどないとしつつも「通じるところはあって、ことあるごとにお話はさせていただいてましたね」とコメント。
続けて「僕の知ってる猿之助さんは、本当に子どものような人、少年のような人で。少年のように無邪気だし、少年のようにイジワルだし、少年のように気まぐれだし、少年のように希望に満ちあふれている、本当にそんなイメージだったんです」と語り「天才であることに間違いはなくて」と断言。
そして「週刊誌も読んで、ニュースもいろいろ見て、聞いて、僕なりに思いもあるし腹の立つこともありますけど、何が1番腹が立つかっていうと、僕はやっぱり猿之助さん自身に対してですよ」と話すと「これだけ才能があって、それが活かせるポジションにいて、どう考えても歌舞伎の“この先”を担っていく人の1人であるわけで。みんなもそう思ってたし、彼自身もわかっていたはず」と分析。さらに「なのになんで、こんな決断をしてしまうんだろうか、そう思うと本当に悲しいっていうか、辛いですよね」と打ち明けた。
一方で「この陰惨な事件の唯一の救いがあるんだとするなら彼が生きてるってことだから、この先どうなろうとも彼は帰ってくるべきだし、帰ってきてほしいし、僕らはそれをずっと待ってるだけのような気がします」と複雑な胸の内を言葉にしていた。