ドリュー・バリモア、母への複雑な思いを語る「死を待ちきれない」でも「幸せでいてほしい」
赤ちゃんの頃からモデルとして活躍し、7歳で出演した映画『E.T.』で大ブレイクを果たしたドリュー・バリモア。しかし、14歳で裁判所に両親からの独立を訴えるなど、特に実母と確執を抱えてきたことを告白しているが、そんな母との複雑な関係について新たにインタビューで語った。
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幼いドリューのマネージャーを務めた母ジェイドは、ハリウッドで行われたパーティーに子どものドリューを連れ回し、当時セレブたちを魅了した有名ナイトクラブ「スタジオ54」にも常連として通っていた。その結果、早くから大人の世界に染まったドリューはドラッグとアルコールに溺れ、12歳にしてリハビリ施設に入所。13歳の時には母親の手で精神科に入院させられた。2021年のハワード・スターンのインタビューでドリューは、「母はモンスターを作ったけれど、そのモンスターの扱い方が分からなかった」と述べている。
先日雑誌「ニューヨーク・マガジン」に登場したドリューは、母について「友達のお母さんはみんな亡くなったのに、私の母は生きてる。そんな贅沢は許されないと思っているけれど、でも(母の死を)待ち切れない」と思いを明かした。
「自分が成長するために誰かが早く死ねばいいと願うような生き方はしたくない。実際母には幸せで元気で健康な生活を送ってほしいと思ってる。だけど、私は母が生きているこの星で成長していかなくちゃいけないんだ」と続け、一筋縄ではいかない感情を吐露した。
しかし、インタビューの後半では揺れる思いも打ち明けている。「あえて言ってみたけれど、気分がいいわけじゃない。母のことは気にかけてる。気にかけなかったことなんてない。この先も、母を遮断して何も感じなくなることなんてないと思う」。
父デヴィッドのことは2004年に亡くなる前に許すことが出来たが、母とは完全に和解するに至っていないというドリュー。しかし、彼女は現在も経済的に母を支援している。
「私は意識して、自分の人生で人にされたことを考えないようにしています。自分がしたこと、自分が選んだことのみを考えようと思ってます。人のせいにする人は好きじゃない。ちっともセクシーじゃないと思う」と、自分の人生に起きたことについて、母を責めるつもりはないと語った。