奇才タランティーノの頭と心の中を出演俳優たちが暴くドキュメンタリー映画、予告編解禁
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奇才クエンティン・タランティーノ監督の頭と心の中を出演俳優たちが暴くドキュメンタリー映画『クエンティン・タランティーノ 映画に愛された男』より、予告編と場面写真が解禁された。
【写真】映画界の著名人が続々登場 『クエンティン・タランティーノ 映画に愛された男』場面写真
1992年、監督デビュー作『レザボア・ドッグス』で、カンヌ国際映画祭に殴り込みをかけ、まさに一夜で時の人となったクエンティン・タランティーノ。その後も新作を発表するたびに世界中の映画ファンを熱狂させ、「タランティーノ映画」と呼ぶしかない唯一無二のジャンルを打ち立てた。いったいどうやって彼は、奇想天外な物語を次々と生み出し、観たこともない映像を作り出し続けるのか? そんな疑問に迫るドキュメンタリー映画が完成した。
『レザボア・ドッグス』の伝説の耳切りシーンはこうして生まれた。『パルプ・フィクション』のジョン・トラヴォルタの役は、別の俳優の予定だった。『ジャッキー・ブラウン』の亡きロバート・フォスター感涙秘話。『キル・ビル』でのユマ・サーマン、事故の真相が今明かされる。
タランティーノのスタントマンに対する愛に胸が熱い『デス・プルーフ in グラインドハウス』。アカデミー賞俳優ジェイミー・フォックスが、『ジャンゴ 繋がれざる者』でタランティーノからまさかの説教。「クエンティンに殺されると思った」と語るダイアン・クルーガー、『イングロリアス・バスターズ』で何が? 『ヘイトフル・エイト』の天才的脚本の裏側。最後にティム・ロスが「少し知っている」と明かす引退後の計画とは? 謎めいたタランティーノの頭のなかを、ぶった斬る。
タランティーノの逸話と秘話をタブーなしで暴露するのは、監督第1作目から8作目の『ヘイトフル・エイト』までに出演した俳優、そしてプロデューサーやスタッフたち。監督を務めたのは、『6才のボクが、大人になるまで。』のリチャード・リンクレイター監督のドキュメンタリー映画でも高く評価されたタラ・ウッド。かねてより「長編映画を10本撮ったら、映画監督を引退する」と公言しているタランティーノ。近く完成するだろう最後の1本の前に特別に用意された、発見と興奮と感動に満ちたドキュメンタリーである。
予告編は、これまでタランティーノ監督作品に携わってきた俳優やスタッフたちが、彼の魅力や作品などについて興奮気味に語る様子を収めたもの。ジェイミー・フォックスが「危険人物は誰だ?」と語る姿から始まり、ダイアン・クルーガーが「(撮影時に)こう思ったわ、“私はクエンティンに殺されるのね”」と明かし、ティム・ロスは「10本撮ったら映画界から退くようだ」と注目を集めている引退宣言について触れ、サミュエル・L・ジャクソンは「彼が書くものに“不誠実さ”は全くない」と称賛している。さらに、タランティーノ作品の名シーンの数々も抜き出され、最後の「これを見ずして映画好きは語れない!」というコピーの通り、映画好きなら思わず胸が熱くなるような映像となっている。
場面写真は、タランティーノ監督の1作目『レザボア・ドッグス』撮影時のオフショットや本編に挟まれるエピソードアニメーションのシーン、サミュエル・Lジャクソンやルーシー・リューらタランティーノ作品の出演者がインタビューに答える姿などが切り取られている。
映画『クエンティン・タランティーノ 映画に愛された男』は、8月11日より全国公開。