「人は見た目じゃない」と言うけれど 社会の“二枚舌”をEXIT兼近が指摘
お笑いコンビ・EXITがMCを務める『ABEMA Prime』が22日に放送。この日の放送では、広がりを見せる美容整形の“その後”にフォーカス。美容医療が普及する一方で、後遺症を訴える人も増加していることを伝えた。
【写真】総額560万円の美容整形ビフォーアフター
美容後遺症の診療医の朝日林太郎氏は「2020年と比べて、後遺症の相談に来る人は4倍になっている。本来は手術を受けたクリニックに相談すべきだが、『自分が納得して受けたんだから』と負い目のようなものを感じてしまい、受診しづらい背景がある」と実状を明かした上で、「自分が受ける美容整形手術のメリットとデメリットをしっかり吟味することが大事」と強調した。
美容整形の広がりについて、兼近大樹は「『人は見た目じゃない』ときれいごとが叫ばれているけど、結局は見た目が良いとされる人がもてはやされているのを目の当たりにしてしまう。この二枚舌な現実も要因の1つなのではないか」と問題提起をした上で、「リスクを知った上でも、『きれいになりたい』と思うのであれば、それは誰にも止める権利はないし、周りがとやかく言うことじゃない。良くなったら『きれいになったね』とちゃんと認めてあげるべきだと思う」とコメント。
一方、りんたろー。は「ここ数年で“加工アプリ”を使うことが当たり前になって、きれいになった自分の姿を見て楽しめるようになった。一方で、その姿と本来の自分とのギャップが生じてしまい、それを埋めたくなる人が増えたのではないか」と推測した。
さらに、美容整形の低年齢化に話が及ぶと、朝日氏は「周りの声に流されてしまう年代では早い。自分で考えて結論を出せることと、リスクを正しく理解できることは手術を受ける上で絶対条件。10代の学生に美容整形を勧める風潮は違和感しかない」と指摘。これまで4度の整形手術を受けてきたYouTuberのらびちゃんも「自分の趣味や好みが揺れ動く可能性があるうちは、手術を受けてはいけないと思っている。私は18歳でも早いぐらいだと考える」と話した。
『ABEMA Prime』はABEMAにて毎週月曜から金曜21時放送。