日向坂46・影山優佳、卒業セレモニーで涙 7年間の活動での葛藤も
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スピーチを終えた影山のもとに、一期生が集合。キャプテンで一期生の佐々木久美が「うちらのはじまりの曲」と紹介したけやき坂46の曲「ひらがなけやき」をメンバーがアカペラで披露し、客席がこの曲のカラーである“ピンク”の光に染まった。
メンバー同士のトークでは「一期生でいられて幸せだった」とつぶやいた影山が涙。同期が見守る中「本当にこの一期生じゃなかったら、頑張れなかったなと思うので。しかも、卒業するのは私自身も寂しいんですけど、卒業したら友達になれるよね」と言葉を詰まらせた影山を見守るメンバーが、口々に「友達だよ」と優しく言葉をかけた。
ステージに再び登場した二期生〜四期生が1人ずつ、影山に一輪の花を手渡すセレモニーも行われ、三期生の高橋は「影さん。今までたくさんかわいがってくださってありがとうございました。これからも自分のことを大切に、幸せに生きてください。あと、ご飯も連れてってください。これからも影さんの未来が幸せであることを祈っています。今まで本当にお世話になりました」と伝え、堅く抱き合った。
二期生の金村は、涙を浮かべながら「影さ〜ん」と駆け寄り「不器用だった私に…。たくさんの愛をありがとうございました。これからもずっと推しメンです。影さんの後輩であれてよかったです」と感謝し、続く河田のむせび泣く姿をメンバーや観客が温かく見守った。
一期生も1人ずつ一輪の花を手渡し、キャプテンで一期生の佐々木久美は「影が日向坂にもたらしてくれたものっていうのは、他の何にも変えられない本当にすてきな景色だった」と感謝。「甘えるのが苦手で不器用なところも私たちは全部知ってるし、影の日向坂にくれた愛は本当に全員にちゃんと伝わってるから」と語り、「自分のことをおろそかにしがちだから、これからはちゃんと自分のことを一番に考えて、すてきな人生を歩んでください。これが本当に全員からの願いです。本当に今までありがとう、卒業おめでとう」と門出を祝福した。
涙を流しながらも、笑顔を浮かべた影山は「サッカーだったりクイズだったり、いろいろ自分にできることを、自分にしかできないことにして、それが日向坂のためになったらいいなぁなんて思ってたけど、本当は心の中では、私の活動は何の役にも立てないんじゃないかなとちょっと思ってて」と回想。ときに、ファンやメンバーからの「ありがとう」すら「本物ではない」と疑ってしまう不安も抱えていたが、「でも今こうして、サプライズですてきな言葉とすてきなお花をくれて、みなさんが温かくそれを見守ってくださって。このグループの一員になれてよかったなって思います。これから、このグループの外からも、このグループの幸せをもっともっと増やせるよう、頑張っていきたいと思います」と語った。
残すところ1曲となり、公演を締めくくったのは影山が最後にセンターを担当した曲「友よ 一番星だ」。グループの中心に立ちメンバーと一緒に「以上、私たち。日向坂46でした!」とあいさつした影山は他のメンバーを見送り、1人残ったステージで観客に感謝を伝えてステージをあとにした。