山崎玲奈&島太星W主演ミュージカル『聲の形』、宮下雄也、大西桃香ら全キャスト発表
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■宮下雄也(永束友宏役)
ミュージカル『聲の形』永束友宏役で出演します宮下雄也です。将也の友達でマイペースのお調子者でたまに変に大人ぶったりする彼が、とても人間らしくて演じる事ができるのが嬉しいです。耳から聴こえる音だけではなく、舞台上からの役者の熱量も体感して欲しいと思います。どんな稽古になるのか今からとても楽しみです。
■大西桃香(AKB48/植野直花役)
今回、植野直花役を預からせて頂くことになりました、大西桃香と申します!直花ちゃんを演じることは、私にとって挑戦だと思っています。原作を読ませていただいて人として生きていくうえでのコミュニケーションの難しさ。重くあり、そしてとても繊細な作品をミュージカルで。観に来てくださる方に何かを感じていただけるように、『聲の形』と植野直花ちゃんと向き合って精一杯頑張りたいと思います!
■大川永(西宮結絃役)
西宮結絃役をWキャストで演じます、大川永です。多くの方に愛されている作品でこの役を演じられること、大変嬉しく思います。自身も葛藤を抱えている結絃をはじめ、キャラクター達が抱える悩みと優しさに、苦しみや愛おしさを感じてなりません。原作を読んで私の中に生まれた様々な感情の形が、一体どのような形でお客さまに届くのか今からとても楽しみです。
イッツフォーリーズ✕板垣恭一さん、というと『魍魎の匣』が印象的ですが、今回も強力なスタッフ陣、客演の方々のお力をお借りしてミュージカル化に挑みます。『聲の形』もきっとみなさまの記憶に残るような作品になるのではないでしょうか。漫画だからこそ表せられる心の機微をどう表現していくか、原作を大切にしながら真摯に取り組みたいです!
■徳岡明(西宮結絃役)
西宮結絃役を演じます、徳岡明です。イッツフォーリーズの新作ミュージカルとして、『聲の形』を上演できることにとても感激しています!原作が元々大好きで何度も観ていましたし、中でも結絃は、不器用ながらに強くあろうとする姿が心に刺さって忘れられないキャラクターでした。彼女の繊細な気持ちを表現できるのが今からとても楽しみです。と同時にどんな演出になるんだろうとドキドキもしています。今作は手話など、自分にとっても新たな挑戦がたくさんあると思うので、努力をやめず、真摯にこの作品に向き合っていきたいです。
■河内美里(川井みき役)
ミュージカル『聲の形』にて、川井みき役を務めさせていただきます河内美里です。初めて出演のお話を聞いたとき、大好きな作品に携わることが出来る喜びと共に、一瞬心がグッとなったことを覚えています。思わず目を逸らしたくなるほど淡くて歪な青春と丁寧に誠実に向き合って、大切にお届けしたいと思います。ぜひご期待ください。
■山田うん(振付)
この話を読み、10年以上前、障がいのある大人達とない子ども達の合同舞台を手がけてほしいという仕事が舞い込んだ時のことを思い出しました。「障がいのある方々の世界を広げたい」という施設側と「子ども達には色々な人に出会ってほしい」という学校側、双方の願いを叶えるべくしての舞台です。が、実際は喜ぶ人と嫌がる人、楽しむ人と怖がる人が生まれ、苦い日々でした。正直な態度、無意識、本能、そして罪とは何だろうと悩み「自分の体を選んで生まれてくる人はいない、顔も体型も声も。色々な人間と共存していく社会ってどうしたら作れるの?」と皆に問いました。
『聲の形』はミュージカル。解決しなかった思い出や保留にしていた出来事を、音楽にのせ、振る舞いや踊りに転換して昇華する時間のギフト!やりがいがあります。しかもこの10年前の話、主演の島太星さんご出身地、深川での出来事!何か不思議な大きな『聲』を感じます。
■板垣恭一(上演台本・作詞・演出)
『聲の形』をミュージカルにしてみたい。このことをいつプロデューサーに伝えようか、僕は機会をさがしていました。やっとそのタイミングが来て「でさ今度の企画なんだけど──」と言いかけたところで「聲の形ってどうですか?」と言われて驚きました「えー、同じこと考えてたんだけど……!」こうしてこの企画はスタートしました。
以前、手話の美しさに魅せられて、ろう者が主人公の物語を演出したことがあります。そのとき、聞こえる人と聞こえない人という「立場や環境の違い」が相互理解の妨げにどれだけなっているかを学びました。手話つながりから手にした今回の原作に触れたときに、同じ衝撃を受けました。一見すると愛らしいキャラクターが多いこの作品から「人間のコミュニケーションの難しさを描こうとする本気」を感じたからです。ミュージカルという手法を使うのは、話が重くなりすぎないためであり、時間軸を圧縮して伝えるために有利だからでもあります。情報がぎっちりと詰まった原作の魅力を、新しいカタチの表現に転化するべく、現在、試行錯誤を続けています。
■桑原まこ(作曲・音楽監督・演奏)
この物語を知ろうとするほど、見て見ぬふりをしたあの子の感情や、置き去りにした過去の自分と向き合うような気持ちになり、懸命に生きる登場人物達に感謝しております。私は作曲することが大好きです。自分のために努力をし、負けず嫌いが鎧を作り、どんな締切にも負けまいと曲を書いてきました。ですが自分のための努力には限界があり、曲を書くスキルだけが私の中に虚しく残ってしまう時期もありました。想像を超える感情や、目を瞑りたくなる出来事を、音楽は嘘なく届けてくれると、私は今も昔も信じています。今の自分の中にあるスキルを勇気に変えて、真正面から曲を書き、この物語のために愛を込めてたくさんの努力をしたいと思っています。